きみと一緒、あたらしい時間「スタートの日」

つづき)日が暮れ、夜を迎え、日付が変わっても子宮口は開かない......。途中、体をほぐすためにお風呂にも入ったし(服を脱ぎ着するのも一苦労だったが、水中に入るとやや痛みは逃げた)、整体の先生にも来てもらったりもしたが、夜中になってもどうにか4cmほどしか開かないのだ。

原因は私の万年肩こりから来ているようだ。出産前は仕事をするな、と言われていたにも関わらず、ギリギリまで仕事が終わらずバタバタの日々....…。「仕事する身体」から「産む身体」への移行ができていなかったのだ(妊娠中元気だったことをいいことに何となく出産もうまくいくような気がしていた私は本当に甘かったです)。

2分間隔くらいでやってくる陣痛に夜通し唸り声をあげ、痛さで思わず涙が出た。実は助産院では水中出産を希望していて、その用意もしてもらっていたのだが、激しい陣痛を前にそこまで辿り着けないかも、と思った。腰と背中とお尻が異様な程痛くなるので寝ている体制も辛く、ヨガのアグラの姿勢が一番マシだった。