エン・ジャパンはこのほど、女性向け求人情報サイト「エンウィメンズワーク」上で実施した「退職」をテーマとする調査結果を発表した。調査期間は2017年11月21日~12月20日、有効回答は20~40代の女性503人。
退職時のトラブル、8割超が「ある」
退職時に苦労やトラブルはあったか尋ねたところ、81%が「ある」と回答。具体的には、1位「会社・上司からの引きとめ」(36%)、2位「退職時期のすり合わせ」(27%)、3位は同率で「担当業務の引継ぎ」「有給休暇の消化など福利厚生が使えない」(24%)と続き、いずれの回答者からも「退職までに想像以上に時間がかかった」との声が多数寄せられたという。
円満退職のために一番大切だと思うことは、「早めに退職の意向を伝えること」が最も多く28%。回答者の意見をみると、「退職した後に負担を負うのは職場の方々なので、早めに伝えることで職場環境に差し支えがでないようにすることが大切だと思います」(25歳)といった内容がみられた。
気持ちよく送り出せた退職者の特徴を聞くと、「最後まで責任をもって仕事に取り組んでくれた」が64%でトップ。一方、困った退職者の特徴は、「退職が決まった途端、やる気がなくなった」が45%で最多となった。回答者からは「今までトップレベルの営業だったが、売上を全く上げなくなった。大口顧客を担当していただけに、かなり厳しい状況になった」(25歳)などの声が寄せられた。