ニュージーランド航空は1月28日、3月に発表予定の機内安全ビデオ最新作にて南極を取り上げることを発表した。南極は世界のほとんどの人にとって未踏の地でありながら、地球の未来に多大な影響を与えうる場所であり、今回のビデオによって南極に新たなスポットライトを当てること目指している。

  • この新作ビデオ、そして、私たちが撮影したコンテンツを通じて、地球温暖化への理解や備えのために、現在進行中の研究への関心が高まることを期待している

    この新作ビデオ、そして、私たちが撮影したコンテンツを通じて、地球温暖化への理解や備えのために、現在進行中の研究への関心が高まることを期待している

ニュージーランド航空は、2012年からニュージーランド南極局および同局によるロス海地域の気候・環境調査を支援している。今回の新作ビデオ、ビデオに関連する研究者たちの南極での活動についてのコンテンツは、このパートナーシップに基づいて制作された。

ニュージーランド航空の機内安全ビデオは、累計1.1億回以上のオンライン視聴数を記録。ニュージーランド航空グローバル・ブランド&コンテンツ・マーケティング担当ジェネラル・マネージャーのジョディ・ウィリアムス氏は、「この新作ビデオ、そして、私たちが撮影したコンテンツを通じて、地球温暖化への理解や備えのために、現在進行中の研究への関心が高まることを期待します」とコメントしている。

ニュージーランド南極局CEOのピーター・ベッグス氏は、「ニュージーランド航空は、課題から目を背けず、フライト運航の影響を最小限に抑えるための取り組みを続けています。長期にわたるニュージーランド南極局への支援や、機内安全ビデオを通じて、私たちの研究成果を新しい視聴者に広めてくださるのも、取り組みの一部なのです」とコメントしている。

ケヴィン・デンホルム監督は、2009年に発表したニュージーランド航空機内安全ビデオシリーズの第1作「ボディ・ペインティング」編、2013年に英国冒険家のベア・グリルスが主演した「アウトドア」編に続いて同作品を監督し、氷の上での撮影は大変だったと語っている。

南極という地をロケ地にするにあたり、環境への影響を最小限に抑えるよう、あらゆる手段を尽くそうと努め、最低限の機材のみで撮影を実施。また、通常の撮影では40人ほどが参加しているが、今回は出演する俳優を含め6人に絞って行ったという。南極をテーマにした機内安全ビデオは、今年3月よりニュージーランド航空の機内にて上映を予定している。