野村不動産は1月24日、都市型商業施設GEMSシリーズ7棟目となる「GEMS神宮前」を4月27日に開業することを発表した。気軽で、おいしく、リーズナブルに、そしてカッコよく、フード&ファッションを体験できる「GOODY CULTURE FOOD&FASHION」をコンセプトにしたファッション&フードを楽しめる都市型商業施設となる。

  • 「GEMS神宮前」は気軽で、おいしく、リーズナブルに、そしてカッコよく、フード&ファッションを体験できる「GOODY CULTURE FOOD&FASHION」がコンセプト

    「GEMS神宮前」は気軽で、おいしく、リーズナブルに、そしてカッコよく、フード&ファッションを体験できる「GOODY CULTURE FOOD&FASHION」がコンセプト

神宮前エリアでは、明治通りやキャットストリートを中心としたショッピング目的の客層が多く、渋谷と原宿を従来する人でにぎわっている。また、IT企業で働く人、クリエーター、アパレルショップ店員などカジュアルな服装の人々が目立つエリアでもある。

周辺の飲食マーケットを見てみると、パンケーキやポップコーンなど海外発のフードコンテンツの他に、日常的に利用できる日本ならではの大衆的な飲食店も多く、外国人を含め人気を呼んでいる。通りが変わるごとに街並みに変化があり、様々なカルチャーが交錯しているのが神宮前エリアの特徴となっている。

そんな中、「GEMS神宮前」はエリアの特性に応じた柔軟な発想を取り入れ、山手線からも視認可能な好条件の立地で、周辺のランドマーク的存在を目指す。展開する店舗は、エリア初出店8店舗、新業態6店舖を含む、"気取らなさ"を重視した飲食店を集積させる。

施設開発コンセプトである「GOODY CULTURE」の「GOODY」とは、東日本大震災以降、日本にも浸透しつつある新しいライフスタイルの動き。単純に食べもののおいしさや、表面的なカッコよさだけを表す言葉ではなく、ていねいに作られたモノ、作り手が見えるモノ、そのようなモノを食べ、手に入れることの豊かさに価値を置く、より本質的なフード、ファッションを中心としたより価値あるライフスタイルを意味する言葉となっている。

「GEMS神宮前」は、日本を代表するファッションの街・原宿から渋谷をつなぐ神宮前エリアで、そのような「GOODY」なライフスタイルを提案するお店が集まった新しい複合施設を目指している。

  • 1フロアに1店舗ずつという神宮前らしい「GOODY」なスタイル

    1フロアに1店舗ずつという神宮前らしい「GOODY」なスタイル

「GEMS神宮前」は、東京メトロ千代田線「明治神宮前」駅徒歩7分、渋谷と原宿の間に位置し、フードやファッションなど、ライフスタイルに自分なりのこだわりを持った人たちが集まるエリアに開業する。B1Fから2Fにはアパレルブランドがオープン。3Fから10Fには、若者を中心に人気の飲食店舗が集結する。各店舗はカジュアルな心地良さを感じることのできる店内設計で、様々な料理を楽しむことができる。

1フロアに1店舗ずつという神宮前らしい「GOODY」なスタイルで、神宮前エリア初出店の8店舗・新業態7店舗で構成。神宮前を利用する働く人も、遊ぶ人も、海外旅行者も、誰もが楽しめる新しいGEMSの形を体験できる空間となる。

GEMSは時代にそぐう商業施設として飲食を中心に構成しており、その中でも「GEMS神宮前」は、神宮前というエリアで愛される"気取らなさ"や"手軽さ"を重視した食文化と、最近は女性にも人気の高い赤ちょうちん系の居酒屋や若者から外国人 までが楽しむ横丁ブームに代表される"大衆感"も感じることができる店舗構成となる。

昨今語られる、価値消費値段だけのコストパフォーマンスでなく、味や雰囲気、居心地までを考えて楽しむ若者の新たな価値観を"コスパ 2.0"とネーミングし、「価格の安さだけではない居心地や楽しさも含めて価値を考える新しい"コストパフォーマンス"」で利用者とお店の双方向が作り出す仲間に伝えたくなる雰囲気を大切にしていく。

気の合う仲間や、友だちでくだけて飲みにいく人が"カッコいい"と思える価値観を元に、手軽でありながらおいしい繁盛店を誘致。お寿司、お好み焼き・串カツ、南インド料理、タイ料理、餃子、焼肉、おばんざいとスタイルにこだわらず、カジュアルに、味だけでなく居心地の良さも楽しめる飲食店が集結する。

  • 「GEMS 神宮前」出店テナント一覧 ( 2018 年 1 月 24 日時点)

    「GEMS 神宮前」出店テナント一覧 ( 2018 年 1 月 24 日時点)

B1~2階には、神宮前を中心に若者に人気のアパレルブランドをオープン、3階には活魚専門仲卸直営寿司酒場「鮨処 虎秀」、4階には本場・大阪の人気串カツ店と鉄板焼店がコラボした「串カツ&お好み焼&鉄板バル Naniwa」、5階には南インド伝統料理とモダンインディアンが楽しめる新しいスタイルのインド料理ダイナー「エリックサウスマサラダイナー」、6階にはタイ人シェフによる本格タイ料理「タイの食卓 クルン・サイアム GEMS 神宮前」が入る。

7階には餃子を主とした点心メニューとフレッシュな国産クラフト生ビールが自慢の「餃子少年 GYOZA BOY」、8階には手づくりにこだわった美味しい料理が味わえる「おばんざい 鉢屋」、9階には店主が厳選し取り寄せた和酒と洋酒をそろえたうどん居酒屋「饂飩ト酒 丸ジン」、10階には天然溶岩プレートを使用した新しい焼肉スタイルの「BUTCHER’S CAMP YAKINIKU ZENIBA」(ブッチャーズキャンプ)がそろう。

外観・デザインは、渋谷・原宿エリアに散在するファッション・カルチャーを牽引する「煌びやかで小さなスケールの商業店舗」の集積をイメージ。外観は4つのガラスの箱を積層させる構成とし、眼前のケヤキを取り込み調和しながら、物販・飲食店舗のにぎわいを表現した。低層物販階は店舗の顔として間口を広くとり、視認性を確保するため、1,2階はカーテンウォールを採用。6~8階は、店舗の世界観を演出するためのルーフバルコニーを確保している。

「GEMS神宮前」の所在地は、東京都渋谷区神宮前六丁目19番14,15,16(地番)で、アクセスは東京メトロ銀座線/半蔵門線/副都心線/東急東横線「渋谷」駅13番出口から徒歩3分、JR山手線/埼京線/湘南新宿ライン「渋谷」駅宮益坂口から徒歩7分、東京メトロ千代田線/副都心線「明治神宮前」駅7番出口から徒歩7分となる。敷地面積は211.74平方メートル、延床面積は1,597.07平方メートル、構造は地上10階地下1階。