女優の吉高由里子が、4月スタートの日本テレビ系ドラマ『正義のセ』(毎週水曜22:00~)で主演を務めることが22日、明らかになった。20代最後のドラマ出演で、初めての検事役に挑む。
阿川佐和子の同名シリーズ小説をドラマ化する今作は、吉高演じる29歳の新米検事・竹村凜々子が、持ち前の正義感で事件解決に挑み、同僚や家族に支えられながら、一歩ずつ成長していく物語。凜々子は、融通が利かない性格で、正義のために声を出し、喜び、笑い、泣き、怒り、その姿に、つい応援したくなるキャラクターだ。
阿川は「『正義のセ』は、正義を貫きたいあまり、あちこちにぶつかって腹を立て、失敗を繰り返して泣きわめき、でもなぜかまわりに助けられて少しずつ成長しようとする、困ったほどに不器用な新米検事、凜々子の物語である。そんな凜々子が吉高由里子さんの愛くるしい魅力によってどんな化学変化をもたらしてくれるのか。たまらなく楽しみです。」と期待を語る。
その吉高は「初めての検事役ということで、難しい事件モノになるのかなと最初は身構えましたが、阿川さんの原作本を読ませていただき、普通の女の子がたまたま検事になり、仕事に恋に失敗しながらも一生懸命立ち向かっていく、女性なら誰もが共感できるお仕事ドラマだとわかってホッとしました」とコメント。
また、「このような等身大の役をいただいた今回が、20代最後のドラマ出演になるのかなと思うと、自分の年齢にもあらためて気づかされます」といい、「主人公の凜々子が、検事としても女性としても成長していく物語なので、凜々子と一緒に自分自身も作品を通して成長していきたいと思います」と意気込んだ。
スタッフは、脚本・松田裕子、演出・南雲聖一、プロデューサー・加藤正俊と、昨年1月期に放送された吉高主演『東京タラレバ娘』の面々が集結。
加藤プロデューサーは「阿川佐和子さんが生み出した魅力的なキャラクターを吉高由里子さんが演じる、考えただけでワクワクする組み合わせが実現しました」と話し、「いわゆる事件ものドラマではなく、駆け出しの検事が同僚や家族に助けられながら成長していくお仕事ものドラマです。作品ごとに違った顔を見せる吉高さんの新しいヒロイン像に、どうぞご期待ください」と呼びかけている。