西日本ジェイアールバスとジェイアールバス関東は10日、大阪~東京間の夜行高速バス「ドリームルリエ」を両社1台ずつ増車し、春以降は1日最大2往復で運行すると発表した。これにともない、従来から要望のあった京都駅への停車も開始する。
2017年3月に運行開始した「ドリームルリエ」で好評のシートや設備は継承しつつ、利用者の声をもとに改良。足を伸ばして寝返りも打てる2列シートの最上級席「プレシャスクラス」は好評につき4席から6席に増席する一方、3列シート「アドバンスクラス」は14席から10席に減らし、全席1m以上のシートピッチを確保する。パーテーションやプライベートカーテンでシートを仕切る個室感はそのまま継承した。
充電用コンセントやフリーWi-Fi、空気清浄機付きエアコン、スリッパ、毛布は従来どおり標準装備。全席に設置したタブレット端末「iPad mini 4」では、インターネットの閲覧や動画コンテンツの視聴などが無料で楽しめる。従来の「ドリームルリエ」において各席のタブレット端末で車内アンケートを実施した結果、利用者の85%が「とても満足」「満足」と回答し、「これ以上にないほどくつろげた」「カーテンを閉めれば、ほぼ個室のような雰囲気になり安心できた」などの意見が寄せられたという。