JR東海は13日、訪日外国人がよりわかりやすく、安心して同社の路線を利用できるように、在来線駅に駅ナンバリングを導入すると発表した。2018年3月から順次導入する。

  • 駅ナンバリングを表記したホーム上の駅名サイン(イメージ)

駅ナンバリングは路線ごとに設定する路線記号(アルファベット2文字)と路線カラー、駅ごとに設定する駅番号(数字2桁)を組み合わせて表記される。対象駅は「TOICA」エリアを中心とする170駅(2019年春に「TOICA」を導入予定の駅と熱海駅・国府津駅・米原駅を含む)。東海道本線は熱海~米原間で駅ナンバリングを導入し、静岡駅は「CA17」、浜松駅は「CA34」、豊橋駅は「CA42」、名古屋駅は「CA68」、岐阜駅は「CA74」となる。

御殿場線は全区間で駅ナンバリングが導入され、路線記号は「CB」。身延線は富士~富士宮間で導入され、路線記号は「CC」。飯田線は豊橋~豊川間で導入され、路線記号は「CD」。武豊線は全区間で導入され、路線記号は「CE」となる。

中央本線は中津川~名古屋間の各駅と、訪日観光で人気が高いという木曽福島駅・上松駅・南木曽駅が駅ナンバリングの対象に。路線記号は「CF」となる。高山本線は岐阜~美濃太田間の各駅に加え、訪日観光で人気の高い下呂駅・高山駅・飛騨古川駅も駅ナンバリングが導入され、路線記号は「CG」。太多線は全区間で導入され、路線記号は「CI」。関西本線は名古屋~亀山間で導入され、路線記号は「CJ」となっている。

  • 東海道本線「CA」、中央本線「CF」、高山本線「CG」などの路線記号を設定した

駅ナンバリングは駅構内のホーム上の駅名サイン、改札口・きっぷうりばの路線図、列車内の路線図や英字テロップなどに表示される。駅ナンバリングの導入により、訪日外国人へのさらなる案内の充実を図るとしている。