安室奈美恵が突然の引退宣言をしたように、女性は、30~40代前半にかけて様々な転換期を迎えることが多い。そこで本稿では、ユーキャンが女性を対象に実施した「2018年のトレンド予測と資格取得・働き方に関する意識調査」の結果を紹介しよう。

調査対象は、30~44歳(中堅ビジネスパーソン)の女性313名。調査期間は11月8日~13日。

資格を取るならFP・TOEIC・ケアマネ

  • ユーキャン「2018年のトレンド予測と資格取得・働き方に関する意識調査」2018年武器になる資格

    2018年武器になる資格

30~44歳女性に「2018年武器になる資格」を聞いたところ、「ファイナンシャルプランナー」(34.5%)、「TOEIC(R)テスト」(26.8%)、「ケアマネージャー(介護支援専門員)」(18.8%)が上位に。また、資格取得に対する意識を調査した結果、資格取得や自身のスキルアップに対して66.5%が「興味がある(とてもある23.0%、少しある43.5%)」と回答。さらに、「今後新たな資格を取得したいですか?」という設問に対しても、68.1%が「取得したい(とても取得したい+どちらかというと取得したい)」と回答しており、アムラー世代の女性は資格取得やスキルアップに対して、とても意欲的であることがわかった。

2017年・2018年の話題

  • ユーキャン「2018年のトレンド予測と資格取得・働き方に関する意識調査」 「2017年に印象に残った出来事」社会・スポーツ・エンタメ・自然/科学技術関連

    「2017年に印象に残った出来事」社会・スポーツ・エンタメ・自然/科学技術関連

「2017年に印象に残った出来事」を聞いたところ、社会関連では「安室奈美恵さん突然の引退表明」(72.8%)が断トツの1位に。次いで「フィギュアスケート浅田真央選手引退」(45.4%)、「将棋・藤井聡太四段、"最年少プロ"として前人未到の29連勝」(43.5%)と続いた。

  • ユーキャン「2018年のトレンド予測と資格取得・働き方に関する意識調査」 「2017年に印象に残った出来事」政治・経済関連

    「2017年に印象に残った出来事」政治・経済関連

また、政治・経済関連では、「トランプ米大統領が就任、"米国第一主義"を宣言」(58.8%)、「金正男氏、マレーシア国際空港にて暗殺」(50.2%)、「眞子さま 大学の同級生小室圭さんと婚約へ」(46.3%)が上位となった。

  • ユーキャン「2018年のトレンド予測と資格取得・働き方に関する意識調査」2018年に話題になりそうなこと

    2018年に話題になりそうなこと

一方、「2018年に話題になりそうなこと」と聞くと、過半数の女性が2018年9月に予定されている「安室奈美恵さんラストツアー終了&引退」(51.8%)と回答。続く2位「平昌冬季オリンピック・パラリンピック開催」(35.5%)、3位「2018FIFAワールドカップロシア大会」(16.9%)を大きく引き離し、2017年・2018年ともに、安室奈美恵の話題が圧倒的な注目を集めていることを示す結果となった。

元アムラーの働く意欲

同調査では、「安室奈美恵さんのファッションを真似して、①ミニスカートを履いたことがある ②厚底の靴を履いたことがある ③眉毛を細くしたことがある ④茶髪にしたことがある」の設問において、4点中ひとつ以上あてはまる人を"元アムラー"であると定義。その結果、全回答者313名のうち、元アムラーが137名、NOTアムラーは176名だった。

  • ユーキャン「2018年のトレンド予測と資格取得・働き方に関する意識調査」元アムラーが仕事でやりがいを感じる瞬間

    元アムラーが仕事でやりがいを感じる瞬間

調査の結果、元アムラー女性の67.6%が、「現在の仕事にやりがいを感じて」おり、さらに67.6%が「働くことが好き」であることが判明。いずれもNOTアムラーの割合を6pt以上、上回った。そこで、元アムラーに仕事でやりがいを感じる瞬間を聞くと、「お客様に喜ばれたとき」(49.3%)、「興味のある仕事をしているとき」(41.8%)、「ひとつの仕事をやりとげたとき」(37.3%)、「目標を達成したとき」(35.8%)が上位に。

スキルアップへの意向については、資格取得やスキルアップに興味がある元アムラーは73.0%、対するNOTアムラーは61.4%にとどまり、元アムラーの方が11.6ptも高い結果となった。

  • ユーキャン「2018年のトレンド予測と資格取得・働き方に関する意識調査」2018年に実際に取ってみたいと思う資格

    2018年に実際に取ってみたいと思う資格

2018年に取ってみたいと思う資格について聞くと、元アムラーでは「調剤薬局事務」「FP」「整理収納アドバイザー」「医療事務」が上位に。一方、NOTアムラーの上位は「FP」「TOEIC(R)」「医療事務」となった。また、元アムラーの回答では「整理収納アドバイザー」(2位)や「インテリアコーディネーター」(5位)が上位になるなど、家庭や日常生活で役立つ資格への興味関心も高いことが読み取れた。