年末年始に、実家への帰省を予定している人も多いことだろう。父母にとっては、久しぶりに孫に会える待望の瞬間だが、帰省をする側にとっては、何かと大変なことも多いかもしれない。今回は、小学生以下の子どもを持つ女性マイナビニュース会員209名に、「乳幼児がいたことで、帰省中に最も大変だったこと」を聞いてみた。

  • 乳幼児がいたことで、帰省中に最も大変だったことは?

    乳幼児がいたことで、帰省中に最も大変だったことはなんですか

Q.子どもの乳幼児期に、自分もしくは夫の実家へ帰省したことはありますか?

はい 88.0%
いいえ 12.0%

Q.(「はい」と答えた方にお聞きします)乳幼児がいたことで、帰省中に最も大変だったことはなんですか(自由回答)

1位「移動が大変」 35.3%
2位「夜泣きやぐずり」 22.8%
3位「授乳や食事の準備など」 14.7%
4位「生活リズムや環境の変化」 8.7%
4位「おむつ換え」 8.7%
6位「トイレやお風呂」 3.8%
7位「着替など」 2.2%

「移動が大変」
・「乳幼児はいつどこで排泄をするか分からないので、渋滞にはまったりするとトイレ休憩などが取れず、おむつがぱんぱんになります。車の中で、おむつ替えをする場合、うんちが漏れたりするとすごく大変です」(37歳/埼玉県/不動産/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)
・「おむつがかさばる、冬だと服もかさばるので荷物が増えること」(34歳/大阪府/教育/その他・専業主婦等/会社員・公務員・団体職員)
・「高速道路で子どもが大きいのをした時、すぐには止められず大変だった」(46歳/大阪府/専門商社/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)
・「新幹線で席が取れず、立ちっぱなしだったこと」(39歳/佐賀県/海運・鉄道・空輸・陸運/技能工・運輸・設備関連/会社員・公務員・団体職員)
・「飛行機の中で、気圧差で泣いてしまうこと」(49歳/愛知県/官公庁/公共サービス関連/会社員・公務員・団体職員)

「夜泣きやぐずり」
・「泣かれて親に迷惑をかけたこと」(24歳/東京都/その他/公共サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「家に帰りたいと駄々をこねられた時」(32歳/京都府/その他/その他・専業主婦等/フリーター)
・「夜泣きや昼夜逆転で迷惑をかけてしまった。大丈夫と言ってくれるけど、気を遣った」(42歳/大阪府/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「夜泣きをするので、家族に迷惑をかけた」(27歳/大阪府/医療・福祉・介護サービス/販売・サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「子どもが義理の親に懐かず、泣いてばかりだった」(37歳/徳島県/その他メーカー/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)

「授乳や食事の準備など」
・「授乳は他の人の目が気になりました」(37歳/大分県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「頻繁に授乳しなければならず、新幹線や駅の授乳可能スペースの事前調査や、授乳によって乗り継ぎ時間が伸びたりして時間がかかったこと」(31歳/福岡県/銀行/営業関連/会社員・公務員・団体職員)
・「離乳食を温めて食べさせたいのに、電子レンジがないこと」(40歳/愛知県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「いつもあげている離乳食が作れない」(59歳/山形県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)

「生活リズムや環境の変化」
・「時間通りに行動ができない」(35歳/埼玉県/人材派遣・人材紹介/その他・専業主婦等/会社員・公務員・団体職員)
・「実家は昔の農家の家屋だったので、隙間風が寒くて、子どもが風邪を引いてしまった。回復までの看病が大変だった」(45歳/福島県/化粧品・医薬品/専門サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「朝起きられなくて寝坊みたいで嫌だったり、寝不足。あと、色々汚したり散らかしたり」(42歳/大阪府/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「家の中が子どもが生活する仕様になっていないため、普段は触ることのない物が手の届くところにあったり、棚の中のものを全部出してしまったりした」(32歳/愛知県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「家の気密性が違うので、体調を崩さないか気を遣う」(39歳/兵庫県/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連/個人事業主・会社役員)
・「自宅と帰省先の気温差が大きかったので、準備していくものを念入りにチェック。自宅で履いている靴や上着では、帰省先だと寒いので」(40歳/大阪府/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)

「おむつ替え」
・「おむつ交換のタイミングと場所」(42歳/山梨県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「パーキングエリアに寄って授乳やおむつ替えをすること。大人だけなら休憩しないでも行ける」(32歳/静岡県/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「義実家の中が寒いので、防寒着を着せたままでいることによりおむつ替えが大変」(28歳/和歌山県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「自分の実家ならあまり気にしないが、主人の実家に帰省したときに交換した後のおむつの処分に困った」(36歳/奈良県/鉱業・金属製品・鉄鋼/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)

「トイレやお風呂」
・「お風呂が、使い慣れていないから大変だった」(34歳/福岡県/その他/その他・専業主婦等/フリーター)
・「お風呂が寒くて、冬帰省の時は大変でした」(36歳/長崎県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)

「着替えなど」
・「汚した時の着替えも考えて、荷物を準備することが大変だった」(40歳/新潟県/コンビニエンスストア/その他・専業主婦等/会社員・公務員・団体職員)
・「家と実家では気温差があり、パジャマの上に羽織るもの必須」(46歳/埼玉県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)

「その他」
・「ストーブ。義母にお願いしても、便利だからと鍋ややかんをかけていたため、目が離せなかった」(52歳/埼玉県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「子どもが寝てしまっても、大人の都合で出掛けようとされること」(38歳/東京都/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「旦那の実家は、精神的にきつい」(38歳/埼玉県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「疲れから、体調崩す」(41歳/東京都/通信関連/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)

■総評

調査の結果、子どもの乳幼児期に、自分もしくは夫の実家へ帰省したことがあると回答した人は、9割近い88.0%となった。乳幼児がいたことで、帰省中に最も大変だったことは(複数回答あり)、「移動が大変」が最も多く、35.3%を集めた。以下、「夜泣きやぐずり」(22.8%)、「授乳や食事の準備など」(14.7%)、「生活リズムや環境の変化」「おむつ替え」(各8.7%)、「トイレやお風呂」(3.8%)、「着替えなど」(2.2%)と続いた。「その他」は7.6%、「特になし/回答なし」は12.0%だった。

移動距離の長さや荷物の多さで、帰省の際は大変な思いをしている人が多いことがわかった。また、普段とは異なる環境ゆえの、子どものぐずりやおむつ替え、授乳や着替えなどに苦労している様子もうかがえる。そういった意味では、帰省の大変さの大部分は、4位にランクインした「生活リズムや環境の変化」に集約されるのかもしれない。

今回の回答では少数派だったが、夫の実家での生活は気を遣う、というのもよく聞く話。父母に孫の顔を見せるいい機会となる帰省だが、親孝行の一環とはいえ、ママにとっては何かと大変なイベントと言えそうだ。

※写真と本文は関係ありません

調査時期: 2017年11月7日〜2017年11月24日
調査対象: マイナビニュース会員(小学生以下の子どもを持つ女性)
調査数: 209人
調査方法: インターネットログイン式アンケート

※写真と本文は関係ありません