三浦:今回の商品に収録するセリフのリストがあるのですが、こうしてひとつずつ読んでいると、「ああ、こんなシーンを撮ったことあるなあ」なんて思い出してきますね。今度の映画(平成ジェネレーションズ FINAL)でも、秀くんが特にこだわってくれた部分として、アンクのアイスに対する執着があるんです。だから「今日のぶんの、アイスよこせ!」というセリフは強く印象に残っています。このセリフは毎回言ってるわけじゃないけれど、大事なときやポイントポイントで言っていますよね。周囲が険悪な雰囲気になったり、やけにざわついたりするとき、アンクのこの言葉でなぜか丸く収まってしまうというか、まとまるんですよね(笑)。

渡部:アンクは、タダじゃ働かないというスタンスを貫いているんです。メダルを映司に渡すときも、絶対に見返りを求める。"人間に協力してしまっている"というグリードとしての悔しさもあると思うので、あくまでもこれは"俺があいつを利用している"んだ、アイスは報酬なんだという、アンクのすべてが詰まっている言葉だと思います。

――CSMオーズドライバーはベルトの質感も大きさも、大人が巻いて遊ぶことのできる仕様となっています。ここはぜひ、渡部さんから「どうすれば変身ポーズをカッコよく見せられるか」の秘訣をユーザーのみなさんに伝授していただけますでしょうか。

三浦:それって、ファンの人たちはみんな知りたいでしょうね。

渡部:んんんん~! そうですね、心にたくさんの"セイヤー!"を持つことですかね(笑)。

三浦:ええっ!? そんな言葉でちゃんと伝わるの?

渡部:大丈夫、ファンの方たちには伝わる!(笑) 要は、心が大事なんです。構え方やポーズの決め方は多少崩れていても、心が入っていればなんとかなる!

三浦:でも、ポーズに関しては何かこだわりがあるんじゃないの。

渡部:実はあります! 僕のこだわりは、オースキャナーを持つ右手ではなく、「左手」のほうにあるんですよ。