俳優の勝村政信が、テレビ朝日系ドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~』で、14日(21:00~22:14)に放送される最終話に登場することが7日、明らかになった。

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    『ドクターX~外科医・大門未知子~』14日放送の最終話より=テレビ朝日提供

勝村は、同ドラマの第1~4シリーズで、金に汚い男・加地秀樹役で出演。しかし、9月からスピンオフシリーズ『ドクターY~外科医・加地秀樹~』が配信されているものの、現在放送中の『ドクターX』第5シーズンには、これまで登場していなかった。

今回、久々に『ドクターX』の撮影に参加した勝村は、米倉涼子が「あれほどのベテラン俳優が、初日はすごく緊張してカッチンコッチンになってらっしゃったんですよ! なにせ今シリーズからは若手医師も登場して、どんどん世代交代が進んでますからね(笑)」と茶化すほどの緊張ぶり。当の勝村は「僕がいなかった間に確立された、今回のシリーズならではの時間の進み方とチーム性になじんでいくのは大変」と、その心中を告白し、「撮影はまもなく終わりますけど、今も緊張しています」と苦笑いしていたが、いざ本番に入ると、以前と変わらぬ演技を見せていた。

米倉演じる未知子とのシーンを撮影した勝村は「相変わらず面白かったです」と手応え十分。「加地は彼女の能力に圧倒されつつも、それを完全には認めたくない。その意地みたいなものが根底にあるからこそ、ほかのキャラクターとは違う関係性が築かれていると思うんです」と分析した。一方の米倉も「加地先生とのシーンをすごく楽しみにしていた」というが、「思っていたよりは共演時間が少なく…。もっと一緒にお芝居をしたかったです」と、残念がっていた。

最終回では、未知子が倒れるという事態が起こる中、日本医師倶楽部会長・内神田景信(草刈正雄)も重篤な食道がんで東帝大学病院に入院。医局の面々が失敗を恐れて二の足を踏む中、加地がふらりとカッコよく現れ、内神田の執刀医に名乗りを上げる。

勝村は「満を持して出たわりには、相変わらずなんですよね~。失敗しないのではなく、負ける戦いはしない"加地の安定の逃げっぷり"を今回もご覧いただけるのではないか、と」と予告しながら、「未知子が倒れるという局面が訪れる中、思いもよらぬ出来事もあり、ちょっと切ない加地も見られるかと思います」とも話している。