日産自動車は3日、「第45回 東京モーターショー2017」の出展概要を発表した。将来の「ニッサンインテリジェントモビリティ」を体現したコンセプトカーを世界初公開するとともに、参考出展車両として「リーフ」「セレナ」のNISMOモデル、より高品質なデザインを採用した「スカイライン」など、市販車も含めた計13モデルを展示する。

日産「リーフ」のNISMOモデル「LEAF NISMO Concept」が東京モーターショーに

今年の東京モーターショーは東京ビッグサイトで10月25日から開催。10月28日から11月5日まで一般公開される。日産ブースではコンセプトカーおよび市販車の展示に加え、最新の電気自動車や将来の「ニッサンインテリジェントモビリティ」が実現するヒューマンマシンインターフェース(HMI)を体感できる展示も行い、クルマがもたらす新しい価値と、より一層エキサイティングなカーライフを提案する。

9月に発表された新型「リーフ」のNISMOモデル「LEAF NISMO Concept」は、EVの持つ環境性能に加え、NISMOらしいスポーティーな走りを実現するために企画された、NISMOブランドによるEVコンセプトモデル。NISMOのレーシングテクノロジーにより実現した専用エクステリアを採用し、インテリアはブラック内装にレッドのアクセントを施して走りへの期待感を高める空間を演出している。

電動駆動の特性を生かした、どこからでも瞬発力の高い加速フィールを提供する専用チューニングコンピューター(VCM)も搭載。NISMOらしい走りの楽しさを提供する。

「LEAF NISMO Concept」

「セレナ NISMO」

ミニバン「セレナ」のNISMOモデル「セレナ NISMO」は、NISMOが持つ技術の注入によって、家族での使い勝手の良さや乗員の快適性を損うことなく、迫力のスタイリングと爽快なドライビングを実現。エクステリアはNISMOらしい精悍なデザインと優れた空力性能を両立したデザインを採用し、インテリアは各所にNISMOカラーのレッドアクセントをあしらい、スポーティーな演出を施している。専用のボディ補強やサスペンションチューニングなどに加え、専用ECMやマフラーを採用することで、気持ちの良いハンドリングと加速フィーリングを実現した。「セレナ NISMO」は2017年11月の発売を予定している。

プレミアムスポーツセダン「スカイライン」は、エクステリアデザインやアルミホイールのデザインを刷新するマイナーチェンジを実施し、より高揚感あふれるデザインに。インテリアも、ステアリングやシフトノブのデザイン変更やインストルメントパネルの表皮を変更するなど、より上質な室内空間となった。2017年12月下旬の発売を予定している。

今回の東京モーターショーで、日産はインターネットの短文投稿サイト「Twitter」や動画中継サービス「YouTube」などのソーシャルメディアを活用した情報発信も実施。日産ブースのプレスブリーフィングやステージ演出の生中継も予定しており、詳細は日産自動車公式ツイッターアカウントなどで順次発信するとのこと。

マイナーチェンジした「スカイライン」も出展される