10月21日よりWOWOWプライムでスタートする連続ドラマW『片想い』(毎週土曜 22:00~ 全6話※第1話は無料放送)の完成披露試写会&舞台あいさつが10月1日、都内で行われ、主演の中谷美紀をはじめ、桐谷健太、国仲涼子、大谷亮平、永田琴監督が出席した。
同ドラマは、人気作家・東野圭吾がジェンダーを題材にして映像化を切望された同名小説を、WOWOW初主演の中谷美紀らを配してドラマ化。中谷扮する性同一性障害の主人公・美月と、ある事件をきっかけに再びフォーメーションを組むことになった元アメフト部の同窓生たちが、30代半ばに入り何かしらにつまづきながらも自分らしく生きたいと願う青春群像劇を描く。
試写会後に行われた舞台あいさつに、主演の中谷らキャスト陣と永田監督が登壇。WOWOWのドラマ初出演となる中谷は、性同一性障害に悩む美月という難しいキャラクターを演じている。男性らしさを追求したという中谷は「隣にいる桐谷さんに負けないように一生懸命筋トレをしましたが、成りきれないもどかしさを感じながら演じてました」と難しさを抱えつつも、「同じ悩みを抱えている方にとって違和感がないように繊細に演じたいと思ってました」と丁寧なアプローチで演じたという。その中谷扮した美月は、理沙子(国仲)を愛する設定で、「涼子さんを私に惚れさせて、旦那さんの向井理さんから奪い取ることが目標でしたが、残念ながらそこまでは至りませんでした。桐谷さんの方が面白いので、国仲さんの心を桐谷さんに奪われていた気がして、現場で嫉妬心を感じてました」と笑いを誘っていた。
その中谷と国仲は、劇中で衝撃のキスシーンも収録されている。2人のキスシーンを永田監督は「全部お見せしたいぐらい濃厚で、本当に素晴らしいキスシーンでした」と絶賛し、中谷とのキスで初めて女性とキスをしたという国仲は「台本を読んだ時からドキドキして、受け身なのかこっちから行くのか、当日まで頭の中にありました。すごく緊張したんですけど、すごい優しさに包まれるような感じでした」と好印象の様子。一方の中谷は、今回で女性とのキスシーンは3回目となったといい、「最も長いロマンティックなキスシーンを国仲涼子さんと演じさせてもらって光栄でした」と感想を語っていた。