伊予鉄道は21日から、新たに導入した新型LRT車両5000形2両の営業運転を開始する。5000形は「乗ってみたくなる未来型流線形デザイン」(伊予鉄道)が印象的な低床バリアフリー型車両。「IYOTETSUチャレンジプロジェクト」として実施しているオレンジ色のカラーリングにより、愛媛らしさを表現している。

伊予鉄道の新型LRT車両5000形

5000形では車内デジタルサイネージの導入により中吊り広告を廃止し、広々とした車内も実現した。通路幅は既存車両(2100形)より24cm広い122cmとし、定員も従来より13人多い60人としている。フリーWi-Fiや英語による表記・アナウンスの導入で外国人観光客の利用にも配慮。回生ブレーキの採用や照明のLED化により、環境負荷の低減も図った。車体寸法は全長12.5m×幅2.3m×高さ3.8m。

営業運転初日の9月21日、13時10分から松山市駅電停で出発式を開催。式典終了後、13時33分に式典参加者を乗せて同電停を発車し、道後温泉駅まで運行される。営業運転開始に合わせ、9月21日から記念クリアファイルも販売。1枚200円で、市駅前サービスステーション、伊予鉄トラベル大街道営業所内インフォメーションカウンターなどで販売する。