夏休み、子どもとの楽しい時間が増えてうれしい半面、「家事の負担も増えて大変……」と感じるママ・パパもいるのではないだろうか。そんな時、頼りになるのが時短レシピ。しかも親子で一緒に作れば、楽しい夏休みの思い出にもなりそうだ。そこで今回は、料理動画「mogoo」とおでかけ情報サイト「いこーよ」が開催した親子クッキングイベントの様子を取材。短い時間で簡単にできる「ジャンボ餃子」と「フルーツスムージー」の作り方を教えてもらった。
時短・ボリューム・節約レシピのコツ
この日開かれたクッキングイベントには、「いこーよ」のユーザーである5組12名の親子が参加。mogooで料理レシピの企画・制作を担当している木戸寛惠さんが、講師を務めた。
木戸さんははじめに、夏休みのお昼ご飯作りについて「時短、ボリューム、節約がポイント」と指摘。包丁やまな板、フライパンを使わず、炊飯器や電子レンジ、ビニール袋、はさみなどで調理することで、まずは時短につなげてほしいという。
「もやしやキノコ類でかさましすれば、価格も抑えられるしボリューミーに仕上がります」。節約したい場合には、ひき肉、こま切れ肉、餃子の皮、ホットケーキミックスを活用すると良いそうだ。
ボリューミーなジャンボ餃子
このようなポイントをおさえたメニューとして紹介されたのが、「ジャンボ餃子」と「フルーツスムージー」だ。クッキングイベントでは、はじめに木戸さんが作り方を紹介した後、ママたちが餃子、子どもたちがスムージー作りに挑戦した。
まず「ジャンボ餃子」のレシピは以下の通りとなっている。
材料(3人前)
餃子の皮(大判) 26枚 / 合いびき肉 250g / キャベツ 150g / むきえび 10尾 / おろしにんにく 小さじ2 / おろししょうが 小さじ2 / こしょう 少々 / 酒 大さじ1 / ごま油(タネ用) 大さじ1 / しょうゆ 小さじ1 / 鶏がらスープの素 小さじ1 / サラダ油 適量 / 水 70ml / ごま油 適量
※キャベツはみじん切りにし、塩をふって水気をよく切っておく。むきえびはぶつ切りに
はじめに、ボウルに合いびき肉をはじめとした材料を入れ、粘りが出るまでよく手でこねる。タネ作りは一般的な餃子作りと同様だが、ここからがジャンボ餃子の面白いところだ。
「フライパンに薄く油をひいたら13枚程度、餃子の皮をしきましょう。皮どうしが重なっていても大丈夫です」。フライパンの底に餃子の皮をしき詰めていき、その皮の上に、丸めたタネをドーナツ状になるよう、のせていく。
木戸さんによれば、「タネが大きすぎると包めなくなってしまうので注意してください」とのこと。タネが並んだら、残りの13枚の皮をタネの上にかぶせて軽くおさえ、巨大ドーナツのような状態に仕上げる。
アルミホイルで蓋をして5分程度焼き、水を回しいれてさらに蒸し焼きに。最後にごま油を鍋肌に回しいれて焼き上げたら完成だ。餃子の皮を丁寧にはがし、フライパンを逆手で持ちひっくり返して皿にのせれば、きれいな焼き目が表面に現われ、フォトジェニックな仕上がりになる。
冷凍ミックスベリーがポイント! フルーツスムージー
そしてフルーツスムージーはさらに簡単だった。保存袋にバナナ2本、冷凍ミックスベリー1袋を入れ、綿棒でたたいてつぶす。ヨーグルト(500ml)を加えもみ混ぜ、ボウルに移したら牛乳(200ml)を入れて完成だ。
「バナナの形がなくなるまでつぶしたら、ヨーグルトを入れてください。ヨーグルトの白さがなくなり、ピンク色になったらもみ混ぜるのをやめ、ボウルに移しましょう。牛乳を入れ混ぜたら完成です」。冷凍ベリーのおかげで、多少時間が経っても冷たく保てるそう。メイソンジャーのようなおしゃれなグラスに入れ、カフェ気分を楽しむのもいいだろう。
自分たちで作った料理は、いつもに増しておいしく感じられるもの。おいしそうに料理をたいらげる子どもたちの姿が印象的だった。
子どもの友だちやママ友を、おもてなしする機会も多い夏休み。幅広いシーンで使えるメニューとなりそうだ。