タレントのビートたけしがこのほど、東京・台場のフジテレビで行われた同局系大型特番『FNS27時間テレビ にほんのれきし』(9月9日18:30~10日21:24)の制作発表会見に登場し、「真面目な番組なんですけど、非常に不謹慎なことになっています」と予告した。
31回目を迎える同特番は、これまでのお笑い特化とは大きく異なり、総合司会・たけし、キャプテン・村上信五(関ジャニ∞)のもと、"にほんのれきし"をテーマに、旧石器時代から現代まで、日本史を27時間かけてめぐる旅を展開。
村上に「もう、ほぼほぼ歴史上の人物」と言われたたけしは「私は芸能界の歴史に残りますよ!」と宣言しながら、「前科があって、フランスで勲章もらって、映画で賞獲って、あとは又吉(直樹)が獲った芥川賞だけなんで、伊集院静さんとか北方謙三さんとか、審査員に『頼むから(賞)くれ』って手紙出してんだ」と、歴史に名を刻むための作戦を明かした。
ただ、林真理子氏だけは「昔怒らせちゃって、大変なことになったから、50万くらい包んでお詫びに行かないと」とケアが必要だそう。他にも、「直木賞は景山民夫が獲ったから屁みたいなもんだと思うけど。あとは文化勲章もらわないといけないね。くたばったら国民栄誉賞だけど、くたばってからくれてもしょうがねぇよなぁ」と、賞を総なめにする構想を語っていた。
同特番で21年ぶりに総合司会を務めるたけしだが、「私も体力が無くなってきまして、船の科学館で汚いプールに落っこって、顔面打ったり足の爪はがしたりしてもうダメだということで、安全なところで安全な企画やってくれないか」と、これまで恒例だった中継企画は厳しいと懇願。だが、スタジオでも「のどが枯れるほどしゃべることになる」と、別の問題が発生するようだ。
そんなたけしは、日本史の知識がすごいそうで、村上は「めちゃくちゃ知ってるんですよ! たけしさんの立てた仮説が、ほぼハマってる」、進行の山崎夕貴アナウンサーも「VTRを超えてくる情報をお持ちですよね」と感服。
すでに収録を終えているコーナーもあり、たけしは「みんなおかしくてしょうがなかったですね。真面目な番組なんですけど、どうもお笑いとか下ネタに行っちゃって、非常に不謹慎なことになってます」と話し、早速この会見でも、ゲストの金田正一氏について「冥土の土産に出てくれるって」と言っていた。
それだけに、グランドフィナーレではジャーナリストの池上彰氏が、終戦2年後に生まれたたけしの人生とリンクさせながら、戦後の日本を解説していくコーナーもあるが、たけしは「(池上氏に)今までのコーナー、全部見せないようにしないと」と警戒していた。