オレンジページはこのほど、『おとなの健康 最新号vol.4』(648円・税別)を発売した。同誌では認知症や睡眠障害、高血圧にもつながる「目の衰え」に対する改善策を特集している。

『おとなの健康 最新号vol.4』(648円・税別)

同誌によると、目の老化は全身の健康を左右するとのこと。脳が得る情報の8~9割は視覚情報が占めると言われており、加齢に伴って物が見えにくくなると、脳への刺激が減り、認知症のリスクが高まるという。また、目に入る光の量が減ることで、体内時計が乱れ、睡眠障害に陥る可能性もあるとしている。さらには、高血圧なども目の衰えが関係することがあるという。

あまり知られてはいないが、加齢による「色覚の衰え」にも注意が必要。40歳と80歳の色の見え方では大きな差があり、年齢を重ねると色を見分ける力(色覚)も衰えるとのこと。

色覚の衰えは、自分では気づきにくいことが多い。「黒と紺色の靴下を間違える」「手をかざさないと雨が降っているかどうかわからない」「白い服の黄ばみに気づけない」「階段の最後の1段を踏みはずしそうになる」「料理をしていると、よく焦がす」などに1つでも当てはまると、加齢による色覚の衰えが進んでいる可能性があるという。

色覚の衰えによる色の見え方の例。左が40歳、右が80歳

色覚の低下をそのままにしておくと、家庭内での転倒事故の要因になるほか、料理の彩りも鮮やかに見えなくなるため、食欲低下による栄養不良の要因にもなるとのこと。ガスコンロの青い炎の大きさが正しく見えないと、鍋底からはみ出た炎に気づかず、着衣に移ってやけどや火事につながる可能性もあるという。

色覚の低下による事故やトラブルを防ぐためには、部屋や用途に合わせて照明を使い分けることがおすすめとしている。特に最近のLED照明には、光の色や明るさを切り替えることで、衰えた色覚を補えるものが販売されているという。同誌では部屋別LED照明の選び方や、色覚が低下しはじめる世代に適したLED照明の最新情報も掲載している。

ほかにも、運動と生活の見直しや老眼鏡の選択で老眼の進行をゆるやかにする方法や、セルフケアでのドライアイ改善方法など、加齢による目の衰えをくい止める方法などを紹介している。