左から春田純一、石垣佑磨、大葉健二

6月17日から全国劇場で公開されたVシネマ『スペース・スクワッド ギャバンVSデカレンジャー』および姉妹編の『ガールズ・イン・トラブル スペース・スクワッド EPISODE ZERO』の大ヒットに伴う上映期間延長(7月7日まで)を祝って、熱い正義の魂を持つ映画館「109シネマズ木場」では6月25日から30日まで、4つの記念イベントが開催された。

最終日となる4日目の6月30日は、「W(ダブル)ギャバンVSマッドギャランナイト」と銘打ち、『スペース・スクワッド』で宇宙刑事ギャバンTypeG/十文字撃を演じた石垣佑磨と、初代宇宙刑事ギャバン/一条寺烈役の大葉健二、そして強敵マッドギャランの声を演じた春田純一の3名がそろい踏みし、大勢の特撮ファンの心を激しく震わせる熱血トークを展開した。

『スペース・スクワッド』とは、2012年に映画『宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』でデビューした宇宙刑事ギャバンTypeGと、2004年にテレビで活躍した『特捜戦隊デカレンジャー』という、宇宙をまたにかける2大警察ヒーローが夢のコラボレーションを果たしたSFアクションムービーである。

全銀河を大いなる闇に包みこもうとしている邪教団「幻魔空界」十二使徒の1人・マッドギャランの強さに圧倒された銀河連邦警察の宇宙刑事ギャバンTypeG/十文字撃は、行方不明となった相棒のシェリーを助け出すべく宇宙警察地球署のデカレンジャーに捜査協力を依頼。クールなプロフェッショナルであるデカレンジャーは熱きハートで突っ走る撃に振り回されながらも、心をひとつにして邪悪な敵の核心部分へとたどり着いていく。

「宇宙刑事の魂」というべきレーザーブレードをマッドギャランに折られてしまった撃の前に現れたのは、かつて数々の宇宙犯罪組織と戦ってきた歴戦の勇士・一条寺烈、またの名を宇宙刑事ギャバン! 烈からふたたび託された「魂」の重みを噛みしめながら、撃はふたたびコンバットスーツを"蒸着"し、憎きマッドギャランに挑んでいく。

上映後に行われたトークイベントでは、本作のプロデューサーを務めた東映ビデオ・中野剛氏の進行のもと、満場のファンからの拍手を浴びながら3名がステージに現れた。

撃を演じる石垣佑磨は、『スペース・スクワッド』を愛し、応援してくれるファンの心に応えて完成披露挨拶や初日舞台挨拶など、多くのイベントに精力的に参加。この日(30日)も、東京MX-TVで放送されたお昼のバラエティ番組『ひるキュン!』(12時~13時)に生出演し、『スペース・スクワッド』の魅力を視聴者に熱烈アピールしていた。

上映開始から2週間になろうとするこの日までに「7回観た」と叫んだ方を含む、濃厚な『スペース・スクワッド』ファンの熱意に感激しながら、石垣が挨拶。「オファーを受けたときの気持ちは?」との問いに対して「2014年にVシネマの『シャリバン』『シャイダー』という、新世代宇宙刑事が先輩から魂を継承する物語が作られました。そこで『ギャバン』でもそのような作品をやりたいですねと、中野プロデューサーや東映の塚田(英明)プロデューサーとお話をしていたんです。そしてついにこの作品が実現したんですが、中野さんから『今回デカレンジャーとの共演で、シェリーが◯◯んだよ!(※ネタバレのため伏せ字) 石垣くんの役は今回めちゃくちゃ難しいから、覚悟しといてね』と電話で言われて、覚悟を決めて撮影に臨みました!」と、出演までの経緯を打ち明けた。