2015年10月期に放送された俳優・綾野剛主演のTBS系ドラマ『コウノドリ』の新シリーズが、今年10月期の金曜ドラマ枠で放送されることが21日、わかった。

綾野剛主演『コウノドリ』の新シリーズ放送決定

講談社『モーニング』にて現在も人気連載中の鈴ノ木ユウが描く同名のヒューマン医療漫画を原作とする同ドラマ。前作は、出産に関する医療従事者と患者の人間ドラマをベースに、妊娠・出産で生まれる人と人との結びつき、夫婦、そして親子のあり方、命が誕生するまで、誕生した後の葛藤、倫理、医療関係者と患者の関係など、命が誕生する奇跡がテーマとして描かれ、多くの共感と感動を生み視聴者の涙を誘った。

新シリーズで新たに掲げるテーマは、「生まれること、そして生きること」。当時、連続ドラマ単独初主演ということも話題であった綾野が、あるときは冷静な判断力と患者に寄り添うことをポリシーとする産婦人科医、またあるときは情熱的で謎多き天才ピアニスト「BABY」という2つの顔を持つミステリアスな主人公・ 鴻鳥サクラの2年後の姿を演じる。

また、松岡茉優、吉田羊、坂口健太郎、星野源、大森南朋らペルソナ総合医療センターで働くオリジナルメンバーが前作に引き続き出演決定。ほかにも、清野菜名、浅野和之、江口のりこらが前作と同じキャラクターを演じる。

主演の綾野は「前作が終わって3~4カ月たった頃にはお話を頂き、1年以上前から決まっていたので、ずっと僕の中で『コウノドリ』は生き続けたまま今まで来ています。またその"命"に関わる作品に、それを超えていろんな方々と関われる作品に、そしてまた『コウノドリ』という作品が愛されたのだと思うと感謝しかありません」とコメント。

また、他キャストとの共演について「素直にうれしいです。みんな主役と言っても過言ではない方々が集まるわけですから、視聴者の方の期待に応えられるような、しっかり強度のある作品を届けなくてはいけないと思っていますし、良い意味で自分たちにしっかりプレッシャーを与えて、自分自身を追い込んでやらなくてはいけないと思っています」と話し、「『コウノドリ』という作品が皆様の心にしっかりと残るように、記憶に残るような作品をきちんと作ってまいります」と意気込んでいる。

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