では肝臓の反射区はどこにあるというと、目と目の間、眉間のあたりにある。
肝臓とリンクしているといわれる胆嚢の反射区は、目の横からこめかみの辺り。「目の不調があるときには肝臓と胆嚢の反射区をしっかり刺激してこりをほぐし、血流をよくしよう」というのが「フェイスマップメソッド: 顔の反射区療法」のセオリーだとのこと。さらに眉毛の上にびっしり集中している目の反射点(ツボ)をしっかり刺激すれば、いっそう効果が見込める。
「目元や反射区を刺激するだけで効果がある? 」と思う人もいることだろう。漠然とさすっても効果は出ないが、綿棒やスマホ用のタッチペンなど棒状のもので圧をかければ、結果は出てくるとのこと。
綿棒を使う場合は、アイクリームやフェイスクリームをなじませて摩擦をやわらげた状態で行うように。「イタ気持ちいい」という場所があれば、そこを15秒程度重点的にほぐすようにしよう(一日2回まで、高血圧の方は控えるように)。
さすれば目の問題が解決するというエビデンス
眼科医と鍼灸師の共著である「10秒顔さすりで老眼、近視、緑内障はよくなる」(主婦の友社)によれば、目の周りの皮膚をさするだけで多くの目の問題が解決したエビデンスがあるという。特に、眉頭から眉上をたどって眉尻までのエリアとこめかみをマッサージするのが効果的だとされている。
セルフケアであっても、反射区と目のツボの刺激は眼精疲労や視力アップ、ドライアイへの効果が期待できるため、悩んでいる人にとっては一考に値するのではないだろうか。