保険料や保険金、給付金の意味をきちんと説明できますか?

病気やケガで入院したとき、もしもの死亡のときなどに金銭面でサポートしてくれるのが生命保険や医療保険。保険会社に月々お金を払って、何かがあったらお金を受け取れる――。

こんな保険の基本の「き」はわかっているつもりでも、保険の説明書に書かれているややこしい用語を見ると、混乱してしまうなんてことはありませんか? そういった間違えやすい保険用語から、今回は保険料と保険金と給付金について、具体例を踏まえながらご紹介します。

保険料には半年払いや年払いという選択肢も

Aさんはある日事故に遭い、急遽入院することになりました。入院費用の工面に困っていましたが、保険会社から50万円が支払われてことなきをえました。

保険会社から金銭的なサポートを受けたAさんですが、タダでこのようなサポートを受けられるわけではありません。万一のときに保険会社からお金を支払ってもらうかわりに、例えば毎月3,000円ずつを保険会社に払いこんでいます。

このようにいざというときの保障の対価として、加入者は保険会社にお金を払い込みます。ここで、Aさんが月々払っているのが「保険料」です。保険加入を申し込んでから保険料の払い込みがスタートしますが、いつまで払い込むかは保険の種類などに応じて契約時に決めます。毎月払い込む月払い以外にも半年払いや年払い、契約時に一括で払い込む一時払いなどがあります。

逆に、Aさんが保険会社から受け取った50万円は「給付金」と呼ばれます。保険会社から受取人に対して支払われるお金には「給付金」と「保険金」がありますが、実は、両者は似て非なるものです。次にこの2つの違いについてきちんと理解しましょう。