俳優の渡部篤郎と女優の橋本環奈が、7月スタートのフジテレビ系ドラマ『警視庁いきもの係』(毎週日曜21:00~)で初共演することが1日、明らかになった。渡部は同局制作の連ドラ初主演、橋本は連ドラ初ヒロインとなる。

渡部篤郎(左)と橋本環奈

このドラマは、大倉崇裕氏の小説『小鳥を愛した容疑者』『蜂に魅かれた容疑者 警視庁いきもの係』『ペンギンを愛した容疑者 警視庁いきもの係』『クジャクを愛した容疑者 警視庁いきもの係』(いずれも講談社)が原作。

主演の渡部演じる元捜査一課の鬼刑事・須藤友三が、容疑者や行方不明者などのペットを保護する窓際部署の「警視庁総務部総務課・動植物管理係」に配属され、そこで出会った橋本演じる獣医学部卒の動物マニア女子・薄圭子と、現場に残されたペットの様子を手がかりに、事件を解決していく。

『小鳥を愛した容疑者』原作書影

渡部は、橋本に対して「とにかく彼女のことを支えていきたいです。まだお若いので大変だと思います。プレッシャーも感じていらっしゃるでしょうから、キャリアのある人たちが、彼女のことを守っていかなくてはいけないと思っています」と抱負。「原作が本当に面白いですし、撮影スタッフも信頼のおける方々ばかりですので、そこにこれまで培ってきた僕自身の経験値をミックスさせて、面白い作品に仕上げたいと思っています」と意気込みを語る。

一方の橋本は「1クールまるまる出演することもなかったですし、そんなに長期間撮影することもなかったので、今からワクワクしています」と期待。警察官役も初めてで「女性警官の制服が似合うのか心配でした(笑)」と言いながら、「実際に初めて制服を着てみて、自分自身でもいい感じにコスプレ感が出ているなと思いました(笑)」と自分を納得させたようで、「渡部さんと、スピーディーでコミカルな掛け合いができるように心がけ、臨んでいきたいと思います」と話している。

他にも、須藤の後輩・石松和夫役で三浦翔平。須藤の元同僚・日塔始役で長谷川朝晴。警察博物館の受付嬢・三笠弥生役で石川恋。定年退職した元刑事・二出川昭吉役ででんでん。日塔と石松のもとで働く警視庁捜査一課所属の巡査・桜井薫役で清原翔。須藤を「警視庁いきもの係」に異動させた警視庁捜査一課管理官・鬼頭勉役で寺島進。「いきもの係」で唯一の事務担当職員・田丸弘子役で浅野温子が出演。

そして、第1話で圭子に助けられ、総務課の飼い猫となったナオミには、映画『高台家の人々』でも存在感を示したスター猫のティティ(猫種=スコティッシュフォールド)がレギュラー出演し、ほかにも、ジュウシマツ、ペンギン、ヤギ、フクロウ、リスザルといった動物たちが、毎回ゲスト主役として登場する。

原作の大倉氏は「まさかドラマになるなんて思わず、変なシーンをたくさん書いてしまいました。ごめんなさい」とコメント。共同テレビの貸川聡子プロデューサーは、渡部と橋本のタッグで「このステキな凸凹コンビとともに、ワクワクドキドキの"アニマル推理"をぜひお楽しみください」と話している。