J・ガイルズ(C)BANG Media International

J・ガイルズ・バンドの結成メンバーでギタリストのJ・ガイルズが11日、マサチューセッツ州グロトンの自宅で死去した。71歳だった。

ザ・ボストン・グローブの報道によれば、ガイルズは自然死であり、犯罪性はみられないとはいえ、警察は調査は行う方向だという。

1967年に同バンドを結成した同バンドは、「マスト・オブ・ゴット・ロスト」「ラヴ・スティンクス」「カム・バック」などのヒット曲を生み出し、1981年には「堕ちた天使」が大ヒット。同曲は、翌年2月には米ビルボード・ホット100で6週間連続1位を達成した。

1984年、アルバム『ヒップアート』を出した翌年に活動を停止したが、1999年にはガイルズ抜きのコンサートのために再結成。そのためガイルズは、自身の参加しないバンドやツアーに「J・ガイルズ・バンド」の名前を使うことに異を唱え、残りのバンドメンバーを訴える事態となった。それを機に、2012年にガイルズはバンドを脱退している。

同バンドは約50年間活動をしてきてロックの殿堂に4度のノミネートを果たしているが、まだ殿堂入りには至っていない。

そんな山あり谷ありのバンドだったが、1967年から1983年までバンドのフロントマンを務めていたピーター・ウルフは、ガイルズの訃報を受けて「俺らが最高潮になって満場をうならせたあの時期を思い出している。ジェイ・ガイルズ、永遠に」とフェイスブックで追悼している。

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