Amazonプライム・ビデオで2016年に全13話を配信した特撮連続ドラマ『仮面ライダーアマゾンズ』の「シーズン2」が、2017年4月7日より配信開始となる。人間を捕食する人工生命体「アマゾン」と戦う宿命を背負った2人の男、仮面ライダーアマゾンオメガ/水澤悠(はるか)と仮面ライダーアマゾンアルファ/鷹山仁を中心に、ホラームービーを思わせるグロテスクな怪物描写や、バイオレンス風味を利かせたハードアクションを盛り込みつつ、「生きること」をテーマにした深みのあるヒューマンドラマが繰り広げられた本作。シーズン1の好評を受け、このたび待望のシーズン2の登場となった。
ここでは、新シリーズ開始を記念し、仮面ライダーアマゾンオメガ/水澤悠を演じる藤田富にインタビューを敢行。シーズン1ではドラマの中核を担う存在として、複雑な演技や過酷ともいえるアクションに挑み、大きく成長した藤田の"今"を写真におさめるとともに、シーズン2でどのような活躍をするのか、そして役にかける意気込み・新たなる見どころを尋ねた。
――「シーズン1」からおよそ1年後となる2017年4月より配信される「シーズン2」にて、引き続き水澤悠として出演されることが決まったときの感想からお願いします
シーズン2は、シーズン1の最終回(EPISODE13)から5年の歳月が流れたところから始まっています。シーズン1の撮影が終わってから実際には1年くらいですけれど、そんな状態で5年後の悠をどう表現すればいいか、自分としては楽しみで仕方なかったですね。
――1と2とでは、どちらの年齢設定が実際の藤田さんに近いですか?
僕はいま24歳なのですが、シーズン1の悠は20歳でした。でも、自分としては精神的に幼いと思っていましたし、20歳の役は演じやすかったんです。シーズン2では25歳になった悠を演じることになるのですが、年月が過ぎたことでさまざまな経験を積み、大人になったというイメージで芝居をしています。
5年の間にいろいろな敵と戦ってきたと思いますし、いろんなものに触れて、考え方などもきっと変化しているはず。そこで、自分なりに経験を積んだ大人の悠を想像しつつ、感情を抑えた演技を心がけました。
――シーズン1最終回で狩る側=人間と狩られる側=アマゾンの間に立ち、激しい葛藤のすえにひとつの選択をした悠の「その後」は、どのようなことになっているのでしょうか。
実は、これから最終回(EPISODE13)の撮影がありまして、最後までのストーリーは把握しているのですが、今はまだ明かすことができません。ただ、言えることがあるとすれば、悠は5年もの間、いろいろな困難を乗り越えて経験を積んできていますので、シーズン1以上に厳しく、えげつない困難が待ち構えているんです。
――先ほどおっしゃっていた「大人っぽい」悠というのは、具体的にどのような感じで演じられたのでしょうか。
以前は感情をむきだしにして、目を見開いたり、本能のままに戦ったりしていましたが、今度は物言いに関しても発言に根拠があるような雰囲気になっています。以前は根拠のない生意気さ、という感じでしたからね。アマゾン細胞に対しても強い興味を持っていて、そんな部分から出てくる発言に注目してほしいです。
――『アマゾンズ』で悠という役柄を演じられてから、藤田さんの心に変化はありましたか?
悠は、自分の存在について悩み、苦しんでいましたよね。僕自身も悠を演じたことによって、自分とは何だろうか、って強く思うようになりました。それこそ、今まで以上に。今仕事をしているのは、何のためなのか?とかね。生活の一つ一つで、これまで何気なく思っていたようなことでも、じっくりと考えるようになりました。食事するときも、よく噛んで食べようって(笑)。