俳優の山田孝之が、テレビ東京系ドラマ特別企画『破獄』(12日21:00~)の会見に、ビートたけし、吉田羊とともに登場した。
同作は、吉村昭原作の同名小説をドラマ化。関東大震災で妻と子供を失い、脱獄阻止に命を燃やす人情派看守・浦田進(ビートたけし)と、彼の前に現れる天才的脱獄犯・佐久間清太郎(山田)の闘いを描く。脚本を池端俊策、監督を深川栄洋が務め、今回30年ぶりにドラマ化される。
脱獄犯役に挑戦した山田は、役作りのためにトレーニング、津軽弁、日焼けなど様々な準備を行った。「方言は大変でしたね。あとは体、金かけたな~と思いました」と振り返り、「トレーニングとか日焼けとか、ただじゃできない。短期間だったというのはあります」と、体づくりの過酷さを明かした。撮影では「網走のマイナス10度の中、ふんどし1枚はさすがにキレそうでしたね」と思い出を語った。
雪国での撮影では「数分間ずっと雪に触れてた状態」もあったが、山田は「凍傷になって、左手薬指の感覚がずっとないんですけど、まあそんなに使わない指だからいいかなと思いつつ」と告白し、「これからもテレビ東京でやりたいことがまだまだあるので、その時にこれを武器として」と目論む。「訴えない代わりに、『僕の左手薬指の感覚を奪いましたよね?』と言えば、ある程度のことはやらせてもらえるかなと思っています」と、今後の希望を語った。