俳優・田中要次と、芥川賞作家・羽田圭介が、テレビ東京系バラエティ番組『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』の新シリーズ、『ローカル路線バス乗り継ぎの旅Z』シリーズに出演することが18日、わかった。シリーズ初回となる放送は、3月25日18時半から。

左から羽田圭介、田中要次、IMALU

同シリーズは、太川陽介&蛭子能収によって2007年に開始した人気シリーズで、2017年1月に放送された第25弾をもって、2人が卒業。昨年11月の特別編でローカル路線バスの旅に初挑戦し、ゴールを果たした田中&羽田が新たな旅人に決定した。

初回のマドンナには、IMALUが登場する。静岡県伊豆半島下田港をスタートし、3泊4日で愛知県知多半島の先端・師崎港を目指す。さらに、”バス旅”の先輩・太川が、キートン山田とともにナレーションに参加する。

田中は「先人への思い入れが強い視聴者の方々も多いと思われますが」と心配しながら、「僕と羽田君の新たなコンビネーションも続いて楽しんで頂けたらと願うばかりです」と謙虚にコメント。すでに旅の収録を終えたが、「僕は移動だけに集中するストイックな旅はしたくない、出来る事なら楽しみながらゴールしたいと思っていたのですが、随所で立ち塞がる幾つもの不安には敵いませんでした」と振り返った。

1度バス旅の経験があるものの、その経験を「実践する余裕も勇気も出せなかった」と、難しさを痛感。自分は「コースの分析」担当、羽田は「緊急時のオモシロ担当」と分析し、「二人ともネガティヴになりやすいのとマドンナ(女性)の扱いに慣れていないという所」が共通点だと語った。

一方、羽田は「今回がダメだったら、次はない。一回一回の連続に過ぎない。だから、続けたいのであれば、良い旅になるよう、努力しなければならない」と冷静に語る。相棒・田中については「地図を読み、思いもよらぬルートを発見される。かといってマシンのように目的地を目指すわけではなく、とにかく温泉に入ったり楽しみたいという側面も持ち合わせている」と説明した。

また、自分は「腕時計を見て精確な時刻を告げる役割。出発時刻を早めようともする」と役割を説明。今回の旅では「終盤の極限状態でのIMALUさんの決断、それに感化される僕と田中さん。ラストまで見てほしいです」と見どころをアピールした。「旅を終えて数日経った今も、思いだすと……」と意味深に振り返った。

Zシリーズ初回のゲストとなったIMALUは「コンビネーションは最高で、これからのZには期待しかありません!」と二人を絶賛。同局 制作局 越山進プロデューサーは「まず、こんな大変な番組の出演を承諾してくれた田中さんと羽田さんに感謝します」としみじみし、「太川&蛭子コンビとはまた違ったドキドキ感が味わえますので、ぜひ最後までお楽しみください!」と、視聴者にメッセージを贈った。