高品質オーディオの製造・販売を行うMincastle Co.,Ltdは3月8日より、「家具職人が作る本物の木のスピーカーMIN7」のクラウドファンディングプロジェクトを開始した。

「家具職人が作る本物の木のスピーカーMIN7」

同商品はこれまで、「Kickstarter」や「Indiegogo」などの海外クラウドファンディングサイトを通じて、日本円で約5,260万円の資金調達に成功。今回は、サイバーエージェントグループの運営するクラウドファンディングサイト「Makuake」にて実施する。調達目標金額は300万円で、集まった資金は日本での販売にあたり必要な各種認証費用と、製造コストに使用するとのこと。

1つ1つが手作業で作られた、高音質音源に対応した木製スピーカー

「MIN7」は、1つ1つが手作業で作られ、高音質音源に対応した木製スピーカー。Wi-FiやBluetoothのワイヤレス接続など、複数の方法で既存のオーディオ機器やスマートフォンとの接続が可能となる。

同社は、「世の中には、プラスチックや金属部品で作られた量産品で溢れています。本物の木を使ったスピーカーを手にする事はほとんど無く、表面だけを取り繕った安価な素材が代用されている時代になっています」と現在の市場について語っている。そこで「MIN7」には、家具に使われるチーク、オーク、ウォールナットなどの木材を使用。自然と部屋のインテリアとして溶け込む商品に仕上げた。

家具を作る際に使うチーク、オーク、ウォールナットなどの木材を使用

仕様としては、2つのアンプを電源150Wの2.1chステレオシステムに内蔵。1インチシルクドームトゥイーター、4インチのペーパーコーンウーファー、5.25インチサブウーファーを26年以上の経験を持つエンジニアが設計し、低域から高域の音を最適な状態で出力できるよう実現したとのこと。

スピーカーの配置のほか、本体下部にスパイクのようなデザインを施すことで、全体的なサウンドパフォーマンスを向上させた。また、独自の3サウンドチャンバーデザインにより、サブウーファーとメインスピーカーの間の干渉が低減され、音が鮮明でクリアになるという。

ほかにも、4インチのペーパーコーンウーファーのコーンは、紙とウールの繊維で作られている。より良い音質のため、コーンペーパーの成形技術はプレスコーンとセミプレスコーンの間を採用。5.25インチのサブウーファーには、歪みの少ないポリプロピレン製を採用した。これはゴムで射出成型されており、コーンとその周囲との間を高強度で結合させることで、大きな音にも耐える仕様となっている。

自然と部屋のインテリアとして溶け込む仕上がり

差動増幅回路を使用することでアンチノイズ機能も備え、電磁干渉をより抑制することができる。 歪みが少なくダイナミックレンジが広いのが特徴とのこと。接続方法としては、Wi-Fi、Bluetooth、USB、オプティカル、同軸、およびアナログRCAオーディオケーブルに対応。

現在実施中のクラウドファンディングでは、30%~36%OFFの価格で「MIN7」各色を提供する支援コースを用意している。配送時期は2017年7月を予定。全て税・送料込みの価格となる。

3種類の木製スピーカー、チーク、オーク、ウォールナットから選択可能

なお、3月15日にはスピーカーの体験会を開催予定とのこと。誰でも参加できるが、事前登録制となっている。