パナソニックは3月9日、男性ビジネスパーソンの「口内ケア」に関する調査結果を発表した。調査期間は2月17日~20日、有効回答は20代~40代の有職業男性500人。

7割超が「他人の口臭」が気になった経験がある

ビジネスシーンで「他人の口臭」が気になったことがある人は全体の72%。気になったことがない人は28%にとどまった。

ビジネスシーンで「他人の口臭」が気になったことがありますか?

一方、ビジネスシーンで他人に「自分の口臭」を指摘されたことがある人は29%で、経験がない人は71%。「約3割がシビアな経験をしている」(同社)ことがわかった。

ビジネスシーンで他人に「自分の口臭」を指摘されたことがありますか?

同社によると、口臭の原因の1つに「口内フローラ」の乱れがあるという。そこで、同調査では「マスクをしたときに自分の口臭が気になるか」など、口内フローラの乱れをチェックする12項目のリストを作成し、いくつ当てはまるか調査を実施。その結果、「口内フローラ要注意」レベルとされる「4個以上」当てはまった男性は半数以上の55%を占めた。

更にチェックリスト中の「マスクの口臭」について個別に質問したところ、「過去に気になった経験がある」人は過半数の59%だった。同社は「『マスクの口臭』は口内ケアに目を向けるきっかけになる」としている。

口内環境に十分自信がある人は27%で、自信がない人は73%。低評価の人の実態をみると、「睡魔に襲われ、歯を磨かないでそのまま寝てしまうことがあるから」(42歳)といった声が寄せられ、忙しさを理由に口内ケアを怠っている人が多い状況が推察される。

恒常的に何らかの「口内ケア」を行っている人は92%。しかし、「歯を磨いても口内がすっきりしないことが多い」(33歳)など、「歯磨き方法」に悩む声もみられた。また自宅での現在の「口内ケア」が不十分と考える人は61%に上った。