年収400万円で、出産・子育てをしようと思う割合は?※写真はイメージ

SMBCコンシューマーファイナンスは3月6日、「30代・40代の金銭感覚についての意識調査2017」を発表。世帯年収が400万円になった場合、出産・子育てをしようと思える割合は、20代で37.8%、30代で37.2%、40代で33.0%となった。

同調査は2017年1月17~19日の期間、インターネット上で行われたもの。30~49歳の男女1,000名から回答を得た。なお、20代のデータについては、2016年に同様の内容で行った調査「20代の金銭感覚についての意識調査2016」(2016年10月5~11日の期間、20~29歳の男女1,000名から回答を得たもの)の結果を参照している。

このうち、出産・子育てをしようと思える世帯年収について尋ねたところ、30~40代では「年収400万円あれば」(13.3%)、「年収500万円あれば」(20.6%)に回答が集中した。一方2人目の出産・子育てでは、「年収500万円あれば」(15.6%)、「年収600万円あれば」(14.0%)に回答が集まり、子ども1人の子育ては世帯年収400万円~500万円、2人なら世帯年収500万円~600万円が収入面のハードルだと考える人が多いことが分かった。

子ども1人の子育ては世帯年収400万円~500万円、2人なら世帯年収500万円~600万円が収入面のハードル

さらに1世帯当たりの所得金額の中央値が427万円(厚生労働省「平成27年 国民生活基礎調査の概況」より)であることから、一般的な世帯年収の目安として「年収400万円になった場合、出産・子育てをしようと思う」人の割合を比較してみたところ、子ども1人では、20代で37.8%、30代で37.2%、40代で33.0%となった。

子ども2人になると、20代で23.4%、30代で21.2%、40代で19.0%となり、同社は、「いずれも年代が上がるほど、出産・子育ての収入面のハードルを高く想定しがちな傾向にあるようです」とコメントしている。

子ども1人では、20代で37.8%、30代で37.2%、40代で33.0%が、世帯年収400万円で出産・子育てに前向きになれると回答した