タレントの萩本欽一が、あす17日(19:00~20:54)に放送される日本テレビ系バラエティ特番『ドラマちっくニュース~ドラマを見ればニュースがわかる!』に出演し、長野五輪閉会式の司会で、芸能界引退を考えたことを明かす。
この番組は、バナナマンの設楽統と、日テレの桝太一アナウンサーがMCを務め、話題のニュースをドラマで解説していくもの。この中で、有名事件の知られざる貴重映像を紹介する「世にも奇妙な昔話」のコーナーでは、1964年の東京五輪とともに、1998年の長野五輪の映像も振り返る。この長野五輪で閉会式の司会を担当した萩本が、そのときの心境を明かす。
当時の映像を見ると、萩本はひどく緊張した表情を見せ、いつもの軽快なアドリブも封印。実はこの閉会式は、何を言っても事前に書いてある台本通りに世界中に通訳が伝えてしまうためにアドリブ禁止で、すべて秒単位で決められており、丸暗記の苦手な萩本は、リハーサルからとても緊張していたという。
萩本にとってそれはとても苦痛だったようで、「このオリンピックで失敗して、芸能界引退して…って思って」「オリンピック以降の仕事は全部入れないで、会社にもこれで大体辞める方向にあると伝えた」と、当時の心境を告白。マスコミ向けの「さよならの言葉」まで用意していたと打ち明ける。
しかし、そんな緊張と重圧に耐え、見事に閉会式司会の大役を果たした萩本。終わってから2週間、一度も家を出なかったそうで、「人生初めてセリフ通り言えた、たった一つの仕事」「1人で泣きました。マネージャーも一緒に泣いてくれました」と振り返りながら、2020年の東京五輪の司会は「全部アドリブでやってほしい」と思いやる。
この日は他にも、「いつ起きてもおかしくない富士山噴火」「この世から花粉症がなくなる!?~未来JIN」「名探偵ココロン~今さら聞けないニュースを100秒で解説」といったコーナーが放送される。