警察庁と日本自動車連盟(JAF)が実施した「チャイルドシート使用状況全国調査(2016)」で、約6割の人が自動車内のチャイルドシートを正しく取り付けられていないことが判明した。
同調査は、日本自動車連盟(JAF)などが2016年11月3日~15日の期間行ったもの。全国8地域、ショッピングセンターなど計16カ所で、自動車に取り付けられたチャイルドシート、425シートの取り付け状況を調べた。
その結果、乳児用のチャイルドシートについては60.0%、幼児用については61.4%にミスユースが見つかった。ミスの内容は、乳児、幼児ともに、「腰ベルトの締め付け不足」(乳児: 68.6%、幼児: 73.8%)、「座席ベルトの通し方」(乳児: 13.5%、幼児: 13.8%)が多かった。
また、着座状況についても、チャイルドシートを使用している6歳未満の子ども629名を対象に調べたところ、乳児用から学童用まで、41.4%の人にミスユースが見つかった。乳児用、幼児用では「ハーネスの締め付け不適正」(乳児用: 56.0%、幼児用: 42.1%)が最も多く、学童用では「体格不適合」(39.5%)、「座席ベルトのよじれ・ねじれ」(22.1%)が上位にあがっている。
チャイルドシートの正しい取り付け方や座らせ方は、日本自動車連盟(JAF)のホームページなどで確認できる。
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