阪神電気鉄道はこのほど、兵庫県が主体となって進める都市計画事業「阪神本線西宮市内連続立体交差事業(鳴尾工区)」において、3月18日始発から甲子園~武庫川間の上り線(梅田・大阪難波方面行)を高架に切り替えると発表した。

阪神本線甲子園~武庫川間の上り線が3月18日始発から高架線に切り替えられる

これにより、甲子園~武庫川間は上り・下りともに高架化される。「阪神本線西宮市内連続立体交差事業(鳴尾工区)」は、甲子園駅から武庫川駅までの約1.87km区間を高架化し、6カ所の踏切を廃止するとともに、交差道路9路線と側道5路線を整備する事業。2009年5月に着手し、2015年3月には下り線を高架に切り替えた。上り線の高架切替え後も、引き続き仮上り線路の撤去工事や高架下整備などを行い、2018年度の工事完了をめざす。

なお、上り線の高架化にともない、新しく上りホームが高架になる鳴尾駅には、下りホームと同様にホームに通じるエレベーターとエスカレーターが新設される。