一畑電車3000系の最後の編成が1月22日をもって運行を終了する。1月20日に営業運転を終えた後、1月21・22日に臨時列車として北松江線・大社線を運転。1月22日午後には雲州平田駅構内で撮影会も行われる。

一畑電車3000系の最後の編成が今月中に引退(写真は2016年5月撮影)

同社の3000系は「ズームカー」と呼ばれた元南海電鉄21000系を譲り受けた車両で、1996(平成8)年に入線し、翌1997年から運行開始した。これまでに4編成8両が活躍したが、1000系(元東急電鉄1000系)の導入にともない、2015年以降に3編成が引退。残る1編成2両(デハ3006・デハ3007)も1月20日をもって営業運転を終了する。

1月21日は臨時列車「さよなら運転A」として、雲州平田駅7時53分発・電鉄出雲市駅8時13分着から松江しんじ湖温泉駅16時36分発・雲州平田駅17時12分着まで北松江線・大社線を運転。この日は1日フリー乗車券と「だんだん3000系営業運転終了記念乗車券」の利用者のみ臨時列車に乗車できる。1月22日の臨時列車「さよなら運転B」は各乗車券で利用可能で、雲州平田駅7時45分発・電鉄出雲市駅8時13分着から松江しんじ湖温泉駅13時10分発・雲州平田駅14時1分着まで、北松江線・大社線の各区間を走行する。

3000系の撮影会は1月22日の14時頃から16時頃まで雲州平田駅構内で開催。「だんだん3000系営業運転終了記念乗車券」の利用者は無料、その他の利用者も500円で撮影会に参加できるとのこと。一畑電車は3000系のさよなら運転イベントの開催にあたり、「どうぞ皆さま 3000系最後の勇姿を見送ってやってください」と発表している。

「だんだん3000系営業運転終了記念乗車券」は1月7日から、電鉄出雲市駅、川跡駅、雲州平田駅、松江しんじ湖温泉駅、出雲大社前駅にて限定500部を販売する。「だんだん3000系」「1996-2017」と記された現在掲出中のヘッドマークをイメージしたデザインで、1日フリー乗車券と専用台紙のセットで販売され、発売額は2,000円。