日本の平均年収はおおよそ400万円台。それを大きく上回る「年収1,000万円超の人」はどのような人なのか、と疑問に思ったことはないだろうか。このシリーズでは、「年収1,000万円調査」と題し、マイナビニュース会員のうち個人年収が1,000万円以上の男女131名を対象に、行動や性格などについていろいろ調べてみた。
今回のテーマは「年収1,000万円の人のお財布」。よく「お金持ちは長財布が多い」なんて説を聞くこともあるが、実際はどうなのだろうか。
Q.あなたの財布はどのような形ですか?
1位 二つ(三つ)折り……51.9%
2位 長財布……34.4%
3位 マネークリップ……9.9%
4位 その他……2.3%
5位 財布は持たない……1.5%
Q.その理由を教えてください
二つ(三つ)折り
・「無駄にスペースを取りたくないので」(46歳男性/化粧品・医薬品/その他技術職)
・「レシートをため込まないため、お金以外入らない財布を使用している」(38歳男性/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職)
・「お尻のポケットに入れていないとなくすため」(42歳男性/生命保険・損害保険/事務・企画・経営関連)
・「長財布は紛失の可能性が高い。マネークリップはカードが入らない」(55歳男性/その他電気・電子関連/建築・土木関連技術職)
・「長財布に比べてかさばらないのと、ポケットにピッタリ入るから」(51歳男性/サービス/営業関連)
・「たまにしかスーツを着ないのでパンツのポケットに入る財布でないと不便、カバンには財布を入れたくないから」(54歳男性/サービス/事務・企画・経営関連)
長財布
・「かっこいいと思っている」(48歳男性/通信関連/営業関連)
・「お金は折られるのが嫌い!」(44歳男性/専門店/営業関連)
・「お札がピーンと奇麗に伸びていると、とっても気持ちがいいから」(49歳男性/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職)
・「ポイントカードや領収書を収納しやすいから」(51歳男性/その他メーカー/営業関連)
・「お札に折り目をつけるのは嫌いなため、小銭を含めてお札を丁寧に扱えない人間にお金が集まってくるはずがない」(57歳男性/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職)
・「便利だから(二つ折等はすぐ痛みます)」(48歳男性/その他金融/事務・企画・経営関連)
マネークリップ
・「すぐ出しやすいから」(40歳女性/シンクタンク・マーケティング・調査/IT関連技術職)
・「札が取り出しやすい。不要なものを財布に入れないため」(54歳男性/その他電気・電子関連/事務・企画・経営関連)
・「カード数枚と少々の現金で十分だから」(48歳男性/専門店/販売・サービス関連)
・「早くお金を出せる」(55歳男性/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職)
・「ポケットが膨らむのが嫌いなので」(50歳男性/建設コンサルタント/建築・土木関連技術職)
・「カードと現金以外不要」(41歳男性/証券・投資銀行/事務・企画・経営関連)
その他
・「カードも入るコインケース。スラックスのポケットに入れるので小さい方が良い」(60歳男性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
・「最小限の大きさでシンプルなものが良いと考えているので小銭入れのみ。小銭入れにカードやお札、免許証を入れている」(52歳男性/官公庁/公共サービス関連)
総評
年収1,000万円超の人の財布で最も多かったのは「二つ(三つ)折り」の財布で、51.9%と半数以上が利用していることが分かった。
一番の特徴は「コンパクトで携帯しやすい」ということ。男性の中には「財布はカバンに入れたくない」という人もいるようだが、二つ折り財布ならシャツやパンツのポケットにも収まるため持ち運びがしやすいだろう。「スリに遭わないように」といった理由もみられたように、長財布を後ろポケットに入れているとスリ被害の危険が高いため、二つ折り財布を選ぶ人もいるようだった。
「長財布」を選んだ34.4%からは、「収納力の高さ」と「お札が折れない」という主に2つの利点が挙げられた。とりわけ「お札が折れ曲がるのが嫌!」という声が多かった。風水的な観点からみても、金運アップのためにお札は折り曲げない方が良いそうだ。
3位の「マネークリップ」を選んだ人からは、「お札を素早く取り出せる」というメリットが挙げられた。日本ではまだまだなじみの薄いマネークリップだが、カード払いが主流の海外では一般的に利用されているよう。現金をあまり持ち歩かない人にはピッタリのアイテムかもしれない。
新春から立夏までに買う財布は「春財布」と呼ばれ、縁起が良いとされている。新年に買い替えようと考えている人は、財布選びの参考にしてみてはいかがだろうか。
調査時期: 2016年10月14日~2016年11月8日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男女131名(個人年収が1,000万円以上)
調査方法: インターネットログイン式アンケート