千趣会は12月16日、ベルメゾン生活スタイル研究所「女性の生活意識アンケート調査(第10回)」の結果を発表した。調査は10月3日~20日、30~50代女性2,298名を対象にインターネットで行われた。

「日々の生活で家計が逼迫していると感じる?」

「配偶者の現在の収入に満足していない」人は42.1%で、「満足している」(29.7%)を12.4ポイント上回った。同様に「自分の収入に満足していない」人は57.4%と半数以上。こちらも「満足している」(17.2%)を大きく上回っている。

景気の印象については「昨年と変わらないと思う」と回答した人が69.3%で最も多く、前年の調査より10.9ポイント増加。「一年前と比べて財布の紐が緩んだと思わない」人は、前年より1.8ポイント増えて77.1%に。一方で「プチ贅沢することが増えた」と回答した人は、前年より2.8ポイント増えて28.3%に。「節約疲れの反動といえるかもしれません」と同社。「一年前に比べて節約をより意識するようになった」人は半数弱の48.5%。前年調査よりも2.4ポイント増加した。

「日々の生活の中で家計が逼迫していると感じる」と回答した人は全体の40.4%に上り、前年調査よりも2.0ポイント増加した。

将来について聞いた質問では、「年金はあてにしてはいけないと思う」「自分の資産や貯蓄に対して不安に感じることがある」「地震などの自然災害に不安を感じる」「老後の生活が心配」と回答した人が前年より上昇。2017年についても、「来年の経済状況はマシになると思わない」「1年後は生活しやすくなっていると思わない」と回答した人が前年よりも増えている。