『スター・ウォーズ』シリーズ最新作『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(12月16日公開)の来日記者会見が7日、都内で行われ、本作のヒロインのジン役を務めるフェリシティ・ジョーンズ、反乱軍の情報将校キャシアン役のディエゴ・ルナ、監督を務めたギャレス・エドワーズが出席。『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』へと続くアナザー・ストーリーである本作について、エドワーズ監督は「ダース・ベイダー以外にもキャラクターが出てくることは保証する(笑)」と断言した。

左からディエゴ・ルナ、フェリシティ・ジョーンズ、ギャレス・エドワーズ監督

本国アメリカでのワールドプレミアに先駆け、アジア最速来日記者会見の実施ということで多くの報道陣が集結。同シリーズの熱狂的なファンであるエドワーズ監督は、「もともとジョージ・ルーカスは黒澤映画の影響を受けていて、今回の作品も『七人の侍』などかなり黒澤映画の影響を受けているよ! まさしくオープニングなど、黒澤映画のようだ」と解説。「"盗むならベストから盗め"だと思うので、クロサワが一番だ(笑)」と熱弁した。また、ポスターや予告編などでダース・ベイダーの登場が話題になっているが、「ダース・ベイダー以外にも(おなじみの)キャラクターが出てくることは保証するが、詳しくは言えないよ(笑)」と、同シリーズで人気のキャラクターが劇中に登場することを告白した。

そして、ジン役を演じるジョーンズは、「彼女が"女性"であるということを、あるがままに受け入れられていることがユニークよ」と最新作の特色を説明。「よくあるハリウッドの超大作では"女性なのにすごい!"という語られ方だけれど、この映画のジンはほかの男性と初めから同等に扱われているの。演じられてうれしかったです」とコメントした。

一方、キャシアンの魅力についてルナは、「彼は、真のヒーローだと思う」と2年の歳月を費やしたという自身のキャラクターを分析。「彼はひとつの目標のためにすべてを犠牲にする男だけれど、僕は彼のように実行できていない。素晴らしい男だと思う」と語った。

また会見では、日本文化と深いつながりを持っている『スター・ウォーズ』にちなみ、ダース・ベイダーやデス・スター、ローグ・ワンのキャラクターなどを描いて『スター・ウォーズ』の世界を表現した"ふすま絵"が3人にサプライズでお披露目。最後は3人で協力してひとつの星を描いて"ふすま絵"を完成させたが、その魅力に興奮気味のエドワーズ監督は、「これは撮影中にほしかったよ! このショットも撮れたのに(笑)」と大絶賛! 予想外のサプライズプレゼントを受け取って、大感激している様子だった。