埼玉県飯能市に誕生する北欧をテーマにした施設「メッツァ」の記者発表会が6日、都内で行われ、開業時期や施設のコンセプトなどが発表された。当初は2017年開業を予定していたが、北欧のライフスタイルを体験できる「メッツァビレッジ」は2018年秋、『ムーミン』の物語を主題とした「ムーミンバレーパーク」は2019年春開業と延期になった。

「メッツァ」の記者発表会の模様

『ムーミン』の作者トーベ・ヤンソンの故郷フィンランドにある「ムーミンワールド」を除き、『ムーミン』を主題とした施設としては世界初進出となる「メッツァ」。飯能市の宮沢湖を中心とした約25.7ヘクタール(内開発予定地15.8ヘクタール)の土地を利用して開設。「メッツァ」はフィンランド語で「森」を意味する。

「メッツァ」が目指す姿は、北欧時間が流れる森と湖での体験を通じて、心の豊かさの本質に気付き、日常生活へと持ち帰れる場所。北欧のライフスタイルを体験できる「メッツァビレッジ」(2018年秋開業)と、『ムーミン』の物を主題とした「ムーミンバレーパーク」(2019年春開業)の2つのゾーンで構成される。

「メッツァビレッジ」は入場無料で、自然を身近に感じられる施設やアクティビティを展開。新鮮な地野菜や工芸品などを購入できるマーケットや、サウナを併設した宿泊施設、ワークショップ施設、グランピング施設などを計画している。

「ムーミンバレーパーク」は、ムーミン一家とその仲間たち、そして新しい発見に出会うことができるエリア。ムーミン一家が暮らすムーミン屋敷や、ムーミンの物語を追体験できる複数のアトラクション、さらに、オリジナル商品を販売するショップやレストランも予定している。なお、入園料は未定。