アウディジャパンは1日、「RS 3 セダン」をベースにしたレーシングバージョン「RS 3 LMS」をアドバンスステップを通じて受注開始した。日本国内で人気のカスタマーレース「スーパー耐久シリーズ」のTCR規定に準拠予定となっている。

アウディ「RS 3 LMS」

同モデルは9月に開催されたパリモーターショーにて、RSモデルの最新バージョン「RS 3 セダン」とともに初公開された。2015年からFIA(国際自動車連盟)公認シリーズとして欧州などを中心にスタートしたツーリングカー選手権「TCRシリーズ」に向けて開発されたレーシングモデルで、日本のスーパー耐久シリーズのTCR規定にも準拠予定となっている。

開発はアウディスポーツが手がけた。近年、アウディスポーツはカスタマーレーシング活動に注力しており、日本国内でも2012年にGT3マシン「R8 LMS」の販売を開始している。今回、「RS 3 LMS」を導入することで、より幅広い層のモータースポーツファンがレースに参戦することが可能となる。

日本に導入する「RS 3 LMS」は全長4,258mm×全幅1,950mm×全高1,340mmという空力を重視したワイド&ローなボディで、最高出力330PSの4気筒2.0リットルエンジンを搭載。機械式ディファレンシャルギアと6速シーケンシャルギアボックスを採用している。車両重量は1,160kgで、0-100km/h加速は4.5秒。価格は1,835万円(税込)となる。