『スター・ウォーズ』シリーズのスピンオフ映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(12月16日公開)の最新予告が13日、全世界一斉で公開され、物語の一端が明らかになった。

『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』場面写真

本作は、『スター・ウォーズ』シリーズの原点である『エピソード4』の直前までを描く物語。反乱軍の寄せ集め極秘チーム"ローグ・ワン"が、全銀河を脅かす究極兵器デス・スターの設計図を奪うミッションに挑む様を描く。このたび公開された最新予告では、シリーズを通して度々その脅威が描かれてきた帝国軍(悪)の究極の兵器デス・スターの開発者が、本作の主人公ジン・アーソ(フェリシティ・ジョーンズ)の父親ゲイレン・アーソ(マッツ・ミケルセン)だったことが明らかになった。

15才の頃からたった1人で生き延びてきた何にも属さないジンは、なぜ反乱軍に加わるのか、なぜデス・スターの設計図を奪うというミッションに挑むのか。映像では、「お前を守る」と、まだ少女のジンに父ゲイレンが約束。そんな優しく強い父が、無言のまま帝国軍と共に去る姿を少女ジンがじっと見つめているという記憶を夢に見ているのは、現在のジンだ。有名な科学者である父親と共に過ごしたのは少女時代だけだったが、一匹狼となった現在のジンにとっても、偉大な父は大切な存在であることが示される。

生き抜くためにさまざまな罪を犯すこともいとわず、帝国軍に拘束されていたジンを脱出させた反乱軍だったが、反乱軍がジンにコンタクトを取ったのには理由があった。それは、ジンがゲイレン・アーソの娘であることをつかんだから。なんと、ゲイレン・アーソは銀河全体を脅かす帝国軍の究極の兵器デス・スターの開発者だったのだ。ショックを受けるジンだったが「私は父を信じてる」と、父の真意を明らかにするため、そして消息も分からない父の愛を信じミッションに参加するのだ。

ゲイレン・アーソが開発したデス・スターの破壊力は無限。反乱軍の上層部からは「降伏する以外、私たちに選択肢はない」という声も上がり、希望は失われたかに見えた。しかしジンは「まだ望みはある。反乱軍は希望を捨てるの?」と反論。極秘チーム"ローグ・ワン"の一員として、反乱軍を救い希望をつなぐため、「最後まで諦めない。それが私たちよ」と決意を口にする。しかしその直後、全ての希望を打ち砕くかのように煙の中から姿を見せるのは、やはり悪の帝王ダース・ベイダーだった。

父のため、反乱軍、ひいては銀河全体の希望となるために立ち上がるジン・アーソとローグ・ワンのメンバー。ルーカスフィルムの社長で本作ではプロデューサーを務めるキャスリーン・ケネディは「この『ローグ・ワン』は家族の物語という側面、そして今回の作品はより"希望を持つ"ことを求めており『スター・ウォーズ』の物語で描かれる共通の価値観を継承しています。いつもより少しガツガツしているかも(笑)」と語っている。


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