ビットコイン決済サービス「coincheck」を運営するレジュプレスとLPガス事業者の三ッ輪産業は9月26日、公共料金のビットコインによる支払い方法の導入について基本合意したと発表した。

電気料金、一般電気事業者より4~6%程度安く設定

まずは三ッ輪産業の子会社で小売り電気事業者のイーネットワークシステムズ(以下ENS)と電気事業に関して業務提携を実施。2016年11月初旬から、電気代をビットコインで支払うことができる「coincheckでんき」を開始する。

「coincheckでんき」は、ライトユーザー向けとヘビーユーザー向けの2種類の料金プランを用意。ライトユーザー向けプランは、電気料金と支払い方法は従来の電力会社と同一だが、電気代の4~6%をビットコインで還元し、還元分のビットコインがcoincheckウォレットに貯まる仕組みとなる。

ビットコインライトユーザー向けプランのイメージ

一方、ヘビーユーザー向けプランは、電気料金が既存の一般電気事業者と比べて4~6%程度安くなり、ビットコインで電気料金を支払うことができる。

ENSは丸紅グループの電力会社・丸紅新電力と提携し、電力を供給する。供給エリアは関東・関西・中部エリアで、今後順次エリアを拡大する予定。「coincheckでんき」は9月26日から事前受付を開始。今後は、ガス代・水道代・携帯代などの生活インフラもビットコインで支払えるようにするとしている。