運動会でハッスルして救急車で搬送、なんてことがないようにしたい

「食欲の秋」「芸術の秋」と、秋にもいろいろあるが、子どもがいる家庭では、やっぱりスポーツの秋なのではないだろうか。これからのシーズンは各地の学校で運動会が開催され、保護者として参加する人も少なくない。楽しいはずの運動会が、思わぬトラブルによって最悪の思い出になってしまうケースもありうる。

そこでこのほど、子どもの運動会に参加した経験を持つマイナビニュース会員302名に「自身が運動会に参加した際のけが」についてアンケート調査を実施。運動会に参加した保護者が、どの競技で、どのようにけがをしてしまったのかを聞いたので、これから競技に参加する人はぜひけが対策の参考にしてほしい。

Q.これまでにお子さんの運動会の競技にご自身が参加されて、けがをした経験はありますか

はい(24.5%)

いいえ(75.5%)

Q.「はい」と回答した方は、何の競技に参加しているときにけがをしたのか教えてください(複数回答可)

1位: リレー(21.6%)

2位: 障害物競走(20.3%)

3位: 徒競走(16.2%)

3位: 二人三脚(16.2%)

4位: つな引き(14.9%)

5位: むかで競走(6.8%)

リレー
・「地区対抗の保護者と子供の混合リレーで、左コーナーで足を滑らせ転倒し、とっさに受け身をとって右半身から地面に倒れこみ、足に擦過傷、右腕に打撲傷を負った」(50歳男性/設計/建築・土木関連技術職)
・「保護者対抗リレーで走っている時に足がもつれて転び膝と肘を擦りむいた」(38歳男性/建設・土木/建築・土木関連技術職)
・「リレーで足がついてこなくて転倒した」(53歳男性/建設・土木/建築・土木関連技術職)

障害物競走
・「障害物競走で網をくぐり抜ける時に膝を擦りむきました」(56歳男性/商品取引/営業関連)
・「保護者対抗障害物リレーのネットをくぐり抜けて少ししたら、足がもつれてそのまま顔面から転んだ」(50歳男性/鉱業・金属製品・鉄鋼/技能工・運輸・設備関連)
・「障害物競走で途中まで走って転んで打撲とねんざをした」(45歳男性/サービス/専門サービス関連)

徒競走
・「カーブ途中とゴール手前で2度おもいっきり転んだ。ゴール手前では転びながらゴールした。恥ずかしかった」(42歳男性/コンピューター機器/IT関連技術職)
・「100m走でゴール直前に転倒して腕を擦りむいた」(60歳以上男性/その他/その他)

二人三脚
・「夫婦で二人三脚。スイッチ入った旦那が暴走(笑)」(45歳女性/その他/その他)
・「保護者競技の二人三脚でバランスを崩しこけて、膝と手のひらにすり傷ができた」(56歳男性/電気・電子関連/IT関連技術職)

つな引き
・「綱を引こうとして踏ん張った時に、ギクッとやってしまった」(47歳男性/輸送用機器/事務・企画・経営関連)
・「綱引きで勢い余って転倒し足首を骨折しました」(49歳男性/その他/技能工・運輸・設備関連)

むかで競走
・「むかで競走で集団で転び打撲した」(46歳女性/人材派遣・人材紹介/営業関連)
・「親子むかでリレーで子供についていけず」(48歳女性/医療用機器・医療関連/その他技術職)

■総評
運動会に参加した保護者の中でけがをしてしまった人は24.5%となり、およそ4人に1人がけがを経験している計算になった。

けがをしてしまった競技の第1位はリレーで、コーナーなどで転倒してしまうケースが多かった。僅差で2位となった障害物競走は競技の特性上、不安定な姿勢をとることが多く、網をくぐる際のすり傷や、平均台からの転倒などの報告があった。

同率3位となったのは徒競走と二人三脚。徒競走はシンプルに走り抜けるだけだが、全力で走ろうとして体がついていかずに足がもつれてしまうことが多いようだった。二人三脚では、2人の呼吸が合わずにもつれて転んでしまうという回答が見受けられた。

せっかく運動会で競技に参加するのであれば、家族に良いところを見せたいもの。だが、けがの多くは気持ちに対して体がついていかず、勢い余って足がもつれてしまったり、踏ん張りすぎて痛めてしまったりしたことが原因だ。また団体競技では、自分がきっかけでなくとも連鎖的に集団で転んでしまうこともある。けがには十分注意して、競技に参加するように心がけよう。

※写真と本文は関係ありません

調査時期:2016年8月26日
調査対象:マイナビニュース会員
調査数:男性202名 女性100名 合計302名
調査方法:インターネットログイン式アンケート