エン・ジャパンは9月13日、「年収1,000万円以上の転職の実態」調査結果を発表した。調査は8月23日~29日、転職サイト「ミドルの転職」を利用する転職コンサルタント106名を対象にインターネットで行われた。

「昨年と比較して、年収1,000万円以上の求人は増えていますか」

「昨年と比較して、年収1,000万円以上の求人は増えていますか」と聞いたところ、「増えている」と回答した人26%、「増えていない」と回答した人は17%という結果になった。

年収1,000万円以上のポジションを採用することが多い企業タイプを聞くと、「外資系企業」(58%)、「大手企業」(57%)、役職は「本部長・事業部長クラス」(72%)が上位に挙げられた。また、職種では「経営企画・事業企画」(49%)、「経営者・COO・経営幹部」(47%)、「経理・財務・経理系」(32%)がトップ3となっている。

年収1,000万円以上のポジションを採用することが多い企業タイプ

年収1,000万円以上のポジションを採用することが多い役職

年収1,000万円以上のポジションを採用することが多い職種

年収1,000万円以上のポジションの募集理由を伺うと、もっとも多かったのは「既存事業の拡大を目指したスペシャリストの募集」(55%)だった。具体的なエピソードとしては、「外資系企業のヘッドクォーター全体を管轄するポジション」「後継者が社内で育たなかったことを理由にした経営者の採用」「メーカーの自動運転に関する技術者」などが挙げられたという。

年収1,000万円以上のポジションの募集理由

年収1,000万円以上のポジションで採用される求職者に共通する能力を聞くと、上位に挙げられたのは「目標意識に基づき、課題や目標を設定する能力」(52%)、「自分の見解やビジョンを周囲に伝え、動かす能力」(45%)だった。

年収1,000万円以上のポジションで採用される求職者に共通する能力