旅行予約サイト「楽天トラベル」はこのほど、星空観賞旅行に人気のエリアランキングを発表した。同ランキングは2015年8月1日~2016年7月31日の期間、「星空」「満天の星」のキーワードを含む宿泊プランの宿泊人泊数(宿泊のべ人数)をもとに算出した。

1位の伊那・飯田・駒ヶ根・昼神エリア(日本一の星空ナイトツアー)

1位となったのは、長野県の伊那・飯田・駒ヶ根・昼神エリア。特に、阿智村で実施している「日本一の星空ナイトツアー」プランが人気とのこと。同プランでは、星空観賞や天体観測のほかにも標高1,400m地点までのロープウェイでの星空遊覧や、宇宙をイメージしたプロジェクションマッピングが見られるカフェ、星空を見ながらの野外ライブなどができるという。

阿智村の星空

また10月中旬~11月下旬には、夜の星空と早朝の雲海の景色を眺める体験イベント「天空の楽園雲海Harbor」を開催。周辺の山の紅葉や冠雪の景色も楽しめるのこと。会場周辺の昼神温泉に宿泊した宿泊者からは、「星空ナイトツアーの綺麗な星空には感激した。夜は星空ツアー、朝は朝市、そして温泉と、とても充実して楽しい旅行となった」との感想が寄せられている。

2位にランクインしたのは、同じく長野県の八ヶ岳エリア。同地では、夏期間中に野外で映画鑑賞をする「星空の映画祭」、冬期間中に星空観察ショー「スターオーシャン八ヶ岳」など、季節ごとにさまざまな星空を楽しむイベントを開催している。

八ヶ岳の星空

また、「八ヶ岳グレイスホテル」では毎晩、ホテル所有のグラウンドで星空観賞会を実施しており、宿泊者は天体望遠鏡とマットを借りて星空鑑賞することができるとのこと。宿泊者からは、「星空ツアーで見た満天の美しい星空がすごくきれいで感動。ツアーから帰ってきたあと深夜にホテルの駐車場から、流れ星をいくつも見ることができた」との声が挙がっている。

3位には、白樺湖・車山・蓼科・霧ヶ峰エリア(長野県)がランクイン。車山高原で夏期間に開催される星空観賞ツアー「星空とお散歩」や、地元ガイドと夜の高原を歩く「夏のナイトハイクウィーク」などの開催があるほか、宿泊施設ごとに星空観賞ツアーや星空観賞グッズの貸し出しをしているとのこと。なお、標高2,000mの美ヶ原にある「星空へ続く宿 山本小屋ふる里館」では、晴れた日には観賞スポットまでの送迎を行い天体望遠鏡で天体観測をするツアーを無料で実施している。

車山高原の星空

4位には高知県の須崎・四万十・宿毛・足摺岬、5位に群馬県の水上・猿ヶ京・沼田、6位に栃木県の那須・板室・黒磯、7位に山梨県の八ヶ岳・小淵沢・清里・大泉、8位に沖縄県の石垣島・西表島・小浜島(八重山諸島)、9位に神奈川県の箱根、10位に沖縄県の北部(恩納・名護・本部・今帰仁)がランクインした。