プリンスのペイズリーパークの自宅兼スタジオのツアーの企画が、エルヴィス・プレスリーのグレイスランドの自宅ツアーを運営している会社によって進められているようだ。
グレイスランド・ホールディングスの子会社は、今年4月に57歳の若さで死去したプリンスの自宅が正式にミュージアムになった後の10月6日から、自宅を巡るツアーを開始する予定だという。
そのツアーでは、プリンスが数々のヒット曲を生み出したレコーディングスタジオを含む建物の主要な箇所を回り、プリンスが手にしたアワード、コンサートの衣装、レアな音源や映像に加えプリンスが手にした楽器も数点も目にすることができるという。
プリンスの遺産管理を行うブレマー・トラストは、プリンスの妹タイカ・ネルソンとこのツアーの合意に至ったと発表しており、タイカは「オープニング・ペイズリー・パークは、ずっとプリンスがやりたかったことであり、積極的に取り掛かっていました」「プリンス生前にはわずか数百人だけが、プリンスの自宅ツアーに参加するというレアな機会を得ていました」「今度は私たちがこの素晴らしい場所のドアを開けることになりますので、世界中のファンたちが初めてプリンスの世界を体験することができるようになるのです」「新しいペイズリー・パークのミュージアムはプリンスが望んでいたであろう独自の経験と、他では見られない企画展を皆さまにお届けします」と声明を出している。
しかしながら、プリンスの家族全員がこのツアーの話に同意したわけではないと言われている。複数の関係者はゴシップサイトのTMZに家族の中の数人は、グレースランド・ホールディングスには以前財政面で問題があることと、ツアーからの利益の半分が同社に渡ることによい顔をしていないようだ。
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