好きで一緒になり、夫婦生活を送ることになった以上、いつまでも「夫婦円満」でありたいと願うのは当然のことだろう。しかし現実は、なかなか思ったようにはいかないもの。長く暮らせば暮らすほど、お互いに不満点が出てくるというのは仕方のないことかもしれない。では実際の夫婦は、現在の円満度をどのように捉えているのだろう。今回は、既婚女性のマイナビニュース会員100人に「パートナーとの円満度」を聞いてみた。
Q.100%が満点として、パートナーとの円満度は何%だと思いますか
1位「91~100%」 27.0%
2位「71~80%」 18.0%
3位「81~90%」 17.0%
4位「100%以上」 12.0%
5位「51~60%」 6.0%
5位「61~70%」 6.0%
Q.その%にした理由を教えて下さい。また、より円満度を高めるために相手に望むことがあれば合わせてお答えください
■「91~100%」
・「優しいし、自分を甘やかしてくれるから。給料もちゃんと渡してくれる」(29歳/千葉県/家電・AV機器/IT関連技術職/会社員・公務員・団体職員)
・「めちゃくちゃ優しいし、いい感じなんだけど、なんかちょっとパンチが足りない」(34歳/兵庫県/ソフトウェア・情報処理/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)
・「自分で家事などやることをやってくれるので、特に不満はない。付き合いなどで帰ってくるのが遅いことが多いので、もう少し私のための時間をつくってほしいと思う」(27歳/静岡県/専門店/販売・サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「多少も文句はあるけれど、自由にさせてもらっているので、何だかんだ相性が合うと思う」(31歳/東京都/医療・福祉・介護サービス/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)
・「付き合って12年以上だけど、今でも大好きだから」(32歳/神奈川県/インターネット関連/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)
・「お互い仕事で忙しいが、会話はかなりある方だと思うので。相手に望むことは、もうこれ以上ありません。現状でかなり満足です」(42歳/神奈川県/半導体・電子・電気機器/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)
・「イライラすることもあるが、基本的にはお互いの思いやりがあったり、仕事してきて疲れていても家事を手伝ってくれたりするから」(28歳/千葉県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
■「71~80%」
・「不満30%ぐらい。酒癖、性欲が強い、すぐ仕事を辞めたいと言うなど。夫が家族のためにがんばってくれていることは分かっているので、お互いを労わりあうことが大事だと思う」(45歳/福島県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「仕事に関して、教育に関して熱心なのはありがたい。自分に対して甘く、人に対して厳しいところがあるので、その分マイナス」(47歳/長野県/建設・土木 事務/事務・企画・経営関連/個人事業主・会社役員)
・「お互いに相手に対する不満、価値観の相違はあるから。相手に望むことではなく、自分が少しでも多く相手にしてあげられることを努力していきたい」(48歳/宮城県/教育/専門サービス関連/個人事業主・会社役員)
・「基本的なところが似ているので、無理せず一緒にいられる」(39歳/埼玉県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「大きいけんかはないから。不満は家事についてくらいのため。一度注意したことは直すようにしてほしい」(32歳/神奈川県/その他/その他・専業主婦等/求職中・無職)
・「特に不満もないので、まあまあ満足しています。夫婦歴も長くなると、お互いあまり干渉しない方がうまくいくと思うので、そういう関係を続けたいです」(54歳/愛知県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「どんなに仲良い夫婦でもずっと一緒だとしんどい。100%なんてありえない。これくらいのつもりでいるとお互いに楽。ある程度の距離をもちながら、仲良い関係だと思う」(40歳/兵庫県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
■「81~90%」
・「今まで付き合った中で、とても気が合うと思う。無駄遣いがやめられないので、もっと計画的にするか、我慢をしてほしい」(43歳/東京都/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「仕事はきちんとやって、手伝いもしてくれるので。もう少し思いやりの気持ちを持って行動してほしい」(28歳/大阪府/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職/個人事業主・会社役員)
・「仲は悪くないが、もしかしたら相手が我慢しているかもしれないから」(31歳/愛知県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「ほぼ不満はなく、お互い尊重しあうことが秘訣に思う」(40歳/神奈川県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「親と会わなくてすむようにしてくれたら、円満度は高まると思う」(35歳/広島県/その他/その他・専業主婦等/個人事業主・会社役員)
・「他の家について聞くと、うちよりも悲惨なので」(32歳/千葉県/外資系金融/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)
・「私の仕事が忙しすぎて帰宅時間がいつも遅いから。そのため夜の営みはないので、旦那は不満に思っています。旦那の稼ぎがもっと良ければいいのですが」(28歳/千葉県/化粧品・医薬品/営業関連/会社員・公務員・団体職員)
■「100%以上」
・「円満すぎて、何も求めていません」(32歳/東京都/官公庁/公共サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「夫のことを愛しているし、彼がいないとつまらない。一生懸命働いてくれていて感謝している」(32歳/京都府/銀行/営業関連/会社員・公務員・団体職員)
・「とても仲良しだから。大好きだし、イヤなところはひとつもありません」(43歳/神奈川県/その他/その他・専業主婦等/その他)
・「よくぞこんな私と一緒にいていてくれると、感謝の毎日。不満など持ちようがない」(62歳/大阪府/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「まだ新婚なので! 」(38歳/東京都/通信関連/営業関連/会社員・公務員・団体職員)
■「51~60%」
・「家事育児を手伝ってくれないから。相手がもう少し手伝ってくれたら円満になると思える」(28歳/大阪府/人材派遣・人材紹介/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)
・「可もなく不可もなし」(29歳/東京都/その他/公共サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「夫婦というより単なる同居人だから」(45歳/愛媛県/その他/その他・専業主婦等/その他)
■「61~70%」
・「大の仲良しでもなく、時々大きくけんかもしますが、普段はそこそこ仲良くやっていると思っているので」(39歳/千葉県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「仕事はきっちりするのでこの点数でしょうか。より円満度を高めるためには、家事の大切さを何度も説明する? ことかな」(59歳/東京都/その他/その他・専業主婦等/フリーター)
・「亭主が、その時は直すと約束するのですが、繰り返しています」(74歳/大阪府/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
■総評
マイナビニュースの女性会員に対して「100%が満点として、パートナーとの円満度は何%だと思いますか」と聞いたところ、1位は「91~100%」で、27.0%を集めた。2位は「71~80%」で18.0%、3位「81~90%」が17.0%、4位は「100%以上」が12.0%、5位は「51~60%」と「61~70%」で、共に6.0%となった。以下、7位が「0~10%」「21~30%」「41~50%」(各4.0%)、10位「31~40%」(2.0%)と続いた。「11~20%」とする回答はなかった。
1位「91~100%」とした理由は、「特に不満がない」「おおむね満足」「協力して毎日ほのぼの過ごしている」など、「現状にはほぼ満足している」という回答が大半を占めた。なかには「思いやりが足りない」「強さが足りない。自分の気持ちをあまり言わないところが嫌だ」など不満な点を指摘するコメントも見られたが、それらも全体から見れば「些細な不満」と言えるのかもしれない。
2位「71~80%」と3位「81~90%」にも、1位とほとんど同様のコメントが集まっている。「現状にはほぼ満足」という基本的な認識は共通しており、円満度を7~8割程度とするか、あるいは8~9割なのか、それとも100%に近いのかなどは、感覚の違い程度でしかないようだ。
4位は「100%以上」ということで、こちらは数字の上では夫婦仲にはなんの問題もない、ということになる。ただし「100%以上」の理由は、「ここまでやってこれたから円満でしょ」「いつも思いやりをもって接してくれるので」「私にはもったいない人です」「理想的な嫁だから問題ないと信じている」など、さまざま捉え方をしていることがうかがえる。
5位の「61~70%」と「51~60%」では、「ほどほどだと思うので」「半々くらい」(「61~70%」)、「普通だから」「気は合う」(「51~60%」)など、ある程度の妥協をしながらも「それなりに円満であり、満足している」夫婦生活というニュアンスが感じられるコメントが目立った。そのほかのコメントでは、7位の「0~10%」に寄せられた「もう愛情なんてない。とりあえず一緒に住んでる親戚のおじさん的な存在」「人間の心を持て」「離婚したい」などが印象的だった。
今回は「パートナーへの満足度」ではなく「パートナーとの円満度」であることから、自分がパートナーに満足していても、パートナーが自分に満足していなければ「円満」とは言えないところがポイントとなる。そのためか、円満度が高い回答には全体的に「お互いを尊重」「思いやり」というフレーズが目立った。「多少の不満はお互いさま」と認識し、その上で理解し合う努力をすることが夫婦円満の秘訣なのかもしれない。
調査時期: 2016年5月24日~2016年5月26日
調査対象: マイナビニュース会員(既婚女性限定)
調査数: 100人
調査方法: インターネットログイン式アンケート
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