俳優・小池徹平と三浦春馬が21日、都内で行われた主演舞台『キンキーブーツ』の公開稽古に登場した。

左から三浦春馬、小池徹平

同作は、2005年公開のイギリス映画を2013年にミュージカル化した作品。トニー賞最多となる13部門にノミネートされ、作品賞、オリジナル楽曲賞など6部門を受賞した。経営不振の靴工場の息子・チャーリー(小池)が、ドラァグクイーン・ローラ(三浦)のアドバイスを受け、工場を立て直していく。

三浦はロサンゼルスでボイストレーニングに励んだ成果を披露し、深みのある歌声を響かせた。ヒールを履いてのダンスシーン、またボクシングシーンなど、エンタテインメント性に富んだシーンの連続に、客席からは自由に歓声が上がっていた。一方小池は舞台全体を支えながら、激しく感情を吐露するシーンも。最後にはヒールを履いて、笑顔でダンスする姿を見せた。

2013年に初めて同作を観たと言う三浦は「いつかやりたいなと強く強く思っていたので、夢が実現することが、本当に本当に嬉しいことなんだなと実感しています」と満面の笑みで喜びを語る。小池は、三浦の”ローラ”姿について「目力も強いので、見られた時に『そんな目で見んじゃねえよ』ってなったりしますね」と照れながら「共に頑張ってきた、築き上げた関係性があります」と力強く頷いた。

三浦は作品について「音楽、衣装、セット、素晴らしい色彩」と表現しつつ、「それだけじゃなく『本当に他人を受け入れれば自分が変わる、世界が変わる』という大切なメッセージ届けられる」と噛み締めるように説明。「ぜひみんなで観に来てください」とアピールした。

同舞台は8月6日まで東京・新国立劇場、8月13日から22日まで大阪・オリックス劇場で上演され、8月28日から9月4日まで東急シアターオーブでの東京凱旋公演を予定している。