JR東日本は13日、旅行商品「カシオペア紀行『カシオペア+新幹線はやぶさ号』で行く車中1泊函館の旅」の詳細を発表した。あわせて「カシオペア」の客車E26系を使用した旅行会社ツアー専用団体臨時列車の9月以降の運転予定も発表された。

「カシオペア紀行」の北海道への乗入れは8月15日上野発・8月16日札幌発まで

寝台特急「カシオペア」(2016年3月運行終了)の客車E26系による旅行会社ツアー専用団体臨時列車は6月から運行開始され、6・7月は第1土曜日に上野駅を発車する3泊4日のクルーズ列車「カシオペアクルーズ」、第2土曜日以降に上野~札幌間を往復する夜行寝台列車「カシオペア紀行」(土曜日は上野発、日曜日は札幌発)が設定された。8月は6~9日に「カシオペアクルーズ」、15~17日に「カシオペア紀行」を運行。その他、8月11~13日もクラブツーリズムの貸切運行で上野~札幌間を往復する予定となっている。

「カシオペア紀行」8月末から本州内を中心に運転

「カシオペア紀行『カシオペア+新幹線はやぶさ号』で行く車中1泊函館の旅」は、青森県・函館デスティネーションキャンペーン(青函DC)に合わせ、びゅうトラベルサービスが企画・実施する片道旅行商品として発売。出発日は8月20・27日で、ともに上野駅から「カシオペア」に乗車する。同駅を16時18分頃に発車し、翌朝7時28分頃に盛岡駅に到着。新幹線「はやぶさ95号」(普通車指定席)と普通列車を乗り継ぎ、函館駅へ向かう。

この片道旅行商品は7月28日14時から、えきねっとや首都圏のおもな駅のびゅうプラザ(旅行カウンター)、びゅう予約センターで販売開始される。2名以上の偶数人数での申込みとなり、おとな料金は「カシオペアスイート」の展望室利用で6万5,800円、展望室以外の「カシオペアスイート」利用で5万5,800円、「カシオペアツイン」利用で3万8,900円。上野・大宮~函館間の片道運賃と「カシオペア」「はやぶさ」料金、夕食(カシオペアスペシャル弁当)と函館朝市利用券(1,300円分)が料金に含まれる。

E26系を使用する旅行会社ツアー専用団体臨時列車は9月以降、上野発・盛岡着の片道運転を行う「カシオペア紀行」として運転される予定。9月3日上野駅出発分は阪急交通社から販売されるとのこと。その他、「カシオペアが初めて信州方面へ運転する予定です」とJR東日本。詳細は決まり次第、改めて発表される。