福山雅治ロス、西島秀俊ロス……俳優やタレントが結婚をすると、ファンならずともショックを受け、時には会社を休みたいと言い出す人もいる。芸能人は遠くの存在でありながら、結婚するとなぜショックを受けてしまうのか。ニュースをどのように受け止めても個人の自由だが、その裏にある心理は一体どのようなものだろうか? マイナビニュース会員にアンケートをとり、「ショックを受けた経験がある」と答えた人に、その理由を聞いた。

Q.好きな俳優・アイドル・歌手等の結婚でショックをうけた経験はありますか?

ある 27.4%
ない 72.6%

ショックを受けた理由は?

画像はイメージ

■イメージが崩れる
・「その人が奥さんとイチャイチャしているのを想像してしまうから」(35歳女性/鉱業・金属製品・鉄鋼/事務・企画・経営関連)
・「恋愛とかするんだ! という偶像崇拝的なものが壊された感じがしたから」(28歳女性/建設コンサルタント/建築・土木関連技術職)
・「現実にひきもどされる」(48歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「アニメのキャラのようにいてほしいので」(40歳女性/精密機器/事務・企画・経営関連)

■仕事の内容・受け取り方が変わってしまう
・「その時からそのアイドルが、"ファン(みんな)のもの"ではなく"結婚相手だけのもの"になってしまった気がしたから。ラブソングとか歌っても、その相手に向けているようで、しらけてしまうと思ったから」(43歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「結婚そのものにはショックは受けませんでしたが、結婚後に明らかに仕事の質が変わったのがショックでした」(35歳女性/ソフトウェア・情報処理/専門サービス関連)
・「歌手で、あまり幸せなラブソングなどを歌わない人だったので、結婚したら曲調が変わってしまう、と思ったから。そして本当に幸せや平和を歌う曲ばかりになり、あまり聴かなくなった」(28歳女性/ソフトウェア・情報処理/営業関連)

■みんなのものでいてほしかった
・「結婚して、誰かのものになってしまったのがショックだったので」(27歳女性/繊維・アパレル/事務・企画・経営関連)
・「何となくみんなのものであって誰かのものになる事を想像していなかった。」(47歳女性/ホテル・旅館/クリエイティブ関連)
・「特定の人を愛したりせず、永遠に結婚をしない人だと勝手に思っていたので」(26歳女性/広告・出版・印刷/IT関連技術職)

■相手が……
・「相手が一般の方だったから」(22歳女性/その他/クリエイティブ関連)
・「相手が好感持てなかった」(40歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「相手が嫌いなタイプだったから」(28歳女性/その他/その他・専業主婦等)

■内容に驚いた
・「好きなわけではないが、ずっと独身でいそうだったのでとてもびっくりした」(49歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「それまでまったく気配がなかったのにいきなりできちゃった結婚」(53歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「高齢で、同性婚をしたから」(52歳女性/その他/その他・専業主婦等)

■福山ロス
・「福山雅治の結婚は衝撃的でした」(33歳女性/サービス/営業関連)
・「福山雅治さんが結婚したときは、とてもショックで絶望感に見舞われたから」(33歳女性/専門商社/事務・企画・経営関連)
・「福山雅治さん。とくにファンというわけではないけど、やはり結婚には衝撃がはしった。結婚しないものだとばかり思っていたので。けど、あれほどのイケメンはもうさっさと結婚して ジュニアを生んでこれからも期待をさせてほしい!(笑)」(25歳女性/化粧品・医薬品/販売・サービス関連)

■具体的にショック
・「GLAYのJIROさんが世界で一番好きだったから」(34歳女性/生命保険・損害保険/営業関連)
・「野々村真」(35歳女性/その他/その他・専業主婦等)

■恋愛感情があった
・「大好きだったので……自分にもあわよくばチャンスあると思い込んでいた」(28歳女性/建設・土木/事務・企画・経営関連)
・「多分、恋愛感情があったんだと思う。軽いジェラシー」(50歳女性/その他/その他・専業主婦等/フリーター)
・「ばかげた考えですが、その人が独身なら自分にもいつかチャンスがあるかと思えるから」(54歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「好きだったから。一緒になれるはずがないものの、やっぱり」(74歳女性/その他/その他・専業主婦等)

■公表しないでほしい
・「付き合いたいとか思ってるわけではないけど、空想上の心の支えというか、公表しなくて謎のままでもいいです」(32歳女性/食品/販売・サービス関連)
・「現実逃避やストレス解消の手っ取り早い手段として、好きな俳優等が独身であれば、その人との恋愛を妄想や夢を見て楽しめるが、現実で結婚するとなんとなく妄想しづらくなるから。ただし自分にチャンスはあると思っているわけではないので、好きな俳優だからこそおめでたいなぁと思う気持ちの方が大きい」(27歳女性/教育/事務・企画・経営関連)
・「恋愛公開しないといっていたのにあっさりと公開したから。また、その相手が意外な人物だったから」(36歳女性/その他/その他・専業主婦等)

■その他
・「自分が取り残された感じがしたから」(45歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「別れた彼氏に似ていて、感情移入してしまっていたから」(29歳女性/レジャーサービス・アミューズメント・アート・芸能関連/事務・企画・経営関連)
・「遠くにいってしまった気がした」(22歳女性/その他/その他・専業主婦等)

■総評
自分の好きな男性芸能人が結婚して大きなショックを受けた経験のある女性は約3割と、決して多くはないが一定数存在した。理由は様々だが、「イメージが崩れる」「仕事の受け取り方が変わる」「みんなのものでいてほしかった」という理由が、多くを占めていた。

「自分が相手と結婚できるとは思っていなかったが、誰か一人のものになってしまった」となると、失恋の一種と言えるのかもしれない。また、芸能人は偶像でいてほしい、生活感を出さないでほしい、という気持ちは、「遠い存在」だからこそ起こるものだといえるだろう。

ちなみに具体名を出した人はほぼ福山雅治について語っており、"福山ロス"の深刻さが伺えた。また、実際に恋愛感情を抱いていた、という気持ちももちろん誰にも否定されることではない。時が経てば、失恋のショックを乗り越え、また新たな気持ちで好きな芸能人を応援することもできるのかもしれない。

調査時期: 2016年6月27日~2016年6月29日
調査対象: マイナビニュース会員(女性限定)
調査数: 368名
調査方法: インターネットログイン式アンケート