映画『ターザン:REBORN』(7月30日公開)のL.Aプレミアが現地時間27日、米ロサンゼルスで行われ、日本語吹き替え版で主人公ターザンの声優を務めた俳優の桐谷健太が登場。海外プレミアデビューを果たした。

桐谷健太とアレクサンダー・スカルスガルド

会場となったドルビー・シアターには、本作をイメージしたジャングルの装飾が施され、敷き詰められたブラウンカーペットの周囲にはテレビカメラ50台、スチールカメラ200媒体。そして、約3,000人のファンが会場を埋め尽くした。桐谷は、ターザンを意識したグリーンのベルベット地のジャケットを身にまとって登場。ターザンポーズなど堂々としたパフォーマンスでカメラマンの注目を浴び、アンジェリーナ・ジョリーの父親にして名優ジョン・ヴォイトが日本のクルーに「彼は誰だ?」と聞く場面もあった。

そして、"日本のターザン"桐谷健太と"世界のターザン"主演のアレクサンダー・スカルスガルドが対面し、"日米ターザン"の共演が実現。2人は今回のL.A滞在が初対面ながら前日の取材で意気投合し、アレクサンダーは桐谷を「ケンタ」と親しげに呼び、「(彼が)ジャパニーズ・ターザンだ!」とお墨付き。「いつか桐谷と共演してみたいか?」と問われると、「僕らは『ターザン2』を一緒にやるんだ。スウェーデンのターザン(※アレクサンダーはスウェーデン出身)と日本のターザンが一緒にね!」と笑顔で話した。

また、先日来日したアレクサンダーは、日本のファンに向けて「僕を迎えてくれて本当にありがとう! 僕の生涯で最高の旅のひとつだったよ」と語り、もしも今度来日する際には「(桐谷の趣味の)銭湯めぐりを一緒にしよう」と桐谷を誘う一幕も。映画ついては「僕のキャリアで最も長期間かつ最もハードな撮影になった。その一方で、得られるものも最も大きかった。自分がこの世界の一部であれるなんて信じられなかったよ」と振り返り、最後には2ショットで肩を組み、日本語で「観てね!」と息の合った様子を見せた。

アレクサンダーに加え、ヒロインを務める女優マーゴット・ロビー、ターザンの相棒役を務める名優サミュエル・L・ジャクソン、ターザンを罠にはめる官使役の名優クリストフ・ヴァルツ、そしてデイビッド・イェーツ監督らが勢ぞろい。桐谷と初対面したサミュエル・L・ジャクソンは、桐谷の筋肉を触って「いいね!」と日本のターザンに太鼓判を押し、デイビッド・イェーツ監督も「彼はターザンの声に、すごい気高さと優雅さと重厚さをもたらしてくれた。みんなが観たいターザンになったよ、ありがとう!」と絶賛した。

桐谷は「本当に華やかだし熱気がすごい。ハリウッドスターのアレクサンダーも気さく。貴重な体験ができて楽しかった」と充実した表情を見せ、海外進出に関しては英語への取り組みの意欲も出た模様で、「今度は日本映画を海外の人に見てほしい」とコメント。最後に「皆さんのイメージや想像を覆す、全てが新しいターザンになっています。この暑い夏にぴったりの、キンキンに冷えた爽快感満載のスタイリッシュ・アクション大作なので、ぜひ楽しみにしていてほしいです!」と熱くPRした。

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