デルはこのほど、各都市における女性起業家の成長支援力を指標化した「2016 Women Entrepreneur Cities Index(WE Cities)」の上位25都市を発表した。

WE Cities調査 総合ランキング上位25都市

アジア1位はシンガポール

同調査では資本、テクノロジー、人材、文化、市場の5分野を運営環境と実現環境の2グループに分類して評価。総合評価は70指標からなり、うち44指標は性別に基づいている。

総合ランキング1位を獲得したのはニューヨーク。運営環境で1位、実現環境で5位、市場と資本のカテゴリーで1位、文化で2位、人材で4位の評価を得た。また、市場へのアクセスを実現する政策で1位、女性起業家が設立した起業への資金提供の頻度と金額のカテゴリーで2位となった。

以下、2位はサンフランシスコ・ベイエリア、3位はロンドン、4位はストックホルムの順となった。

アジアでは、シンガポールが最上位の5位にランクイン。次いで、13位に北京、14位に香港、15位に台北、16位に上海、17位に東京、20位にソウル、22位にデリー、24位にジャカルタが入った。

同社シニア・バイスプレジデント兼最高マーケティング責任者(CMO)のカレン・キントス氏は「女性起業家によるイノベーションと雇用創出は、世界経済の繁栄にとって不可欠ですが、スタートアップ企業のコミュニティにおいて重要な位置を占める女性起業家を勇気づけ、支持する都市や国があることを今回の調査結果が示しています」と話している。